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日焼け止めの"正しい"使用量とは?

   日焼け止めを選ぶときにチェックするのがSPFの表示。

   「日常生活ならSPF15でじゅうぶん!」と発言する人がいる一方、雑誌の"ベストコスメ企画"などで評価が高いのはSPF40~50くらいのものばかり。ホントはどうなの!?って迷っちゃいますよね。

   そこで、ちょっと長くなりますが、SPF表示を決める"しくみ"と、実際の日焼け止めの効果についての基本知識です。

   SPFとは、肌に赤みや炎症を起こさせる紫外線B波晴れ(UV-B)から肌を守る働き。その効果を数値で表してるわけですが数値の測定方法は「国際SPF試験法」で細かく定められています。紫外線を当てる部位や、当てる紫外線の強さなども決められています。

   で、みなさんにいちばん知っていただきたいのが、つける量。

   試験法で決められているのは皮膚1平方センチメートルにつき、2ミリグラム塗ること。

   日焼けを防ぐ効果は、規定量を塗って測定してるのです。顔全体女の子だと、どのくらいの量でしょう!?

   顔全体を覆う、シートマスクの面積が316~416平方センチメートルというデータがありますし、タテヨコ20センチの布で、ほぼ顔全体を覆えるという話を聞いたこともあるので、顔全体の面積は約400平方センチメートルと言えるでしょう。

   すると、2ミリグラム×400=800ミリグラム=0.8グラム。

   SPFの数値通りの効果を得るには、顔全体に約0.8gの日焼け止めを塗ることが必要・・・なのです。さーて。

0.8gの日焼け止めって、どのくらいの量?

   このくらいです。

けっこう多め
けっこう多め

   乳液タイプの、とろっとした日焼け止めだとこのくらい。500円玉くらいの大きさですかね。アーモンド1粒分とも言われています。けっこう、多いですよね。

   液状で伸びのいい日焼け止めだと、この量で顔全体と、首、両手の甲までのばせます。顔だけにつけるためには、2~3回重ねづけが必要です。

   日焼け止めの使用量について、私の計算による"顔の面積"は若干アバウト"でしたが、きっちり計算をして撮影カメラした写真をお借りしました。

これ
写真提供/ドクタープログラム総合研究所 (上下のグレー部分は画像加工しました)
写真提供/ドクタープログラム総合研究所 (上下のグレー部分は画像加工しました)

   ひじ~手首の面積を測定し、試験法で決められている量の日焼け止めをつけたところ。

   どうです? ひじから手首に、このくらいつけてますか? 顔にも、手にも、「こんなに塗らないショック!」っていう方が多いのでは?

   私も、肌にのばしてなじむ程度しか塗りません。重ねづけも、海に行くときくらいしか、しませんねー。

   規定より塗る量が少ないとどうなる?

   当然、日焼け止め効果も低くなりますね。

   「日焼け止めを塗ってたのに日焼けした」ということが起こるわけです。

   試験法で決められてる量は、日常で私たちが塗りやすい量より、多いのです。

この記事の監修・執筆医師

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