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幹細胞の分化と未分化はどう決まる 哺乳類の精子分析で明らかに

   自然科学研究機構基礎生物学研究所は、精子幹細胞の分化(未成熟な細胞がより特殊な細胞に変わること)を制御するメカニズムを分析し、分化する細胞としない細胞はどのように決まるのかを明らかにしたと2015年4月28日に発表した。

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   哺乳類の精巣では精子を作りだす細胞である「精子幹細胞」が分化し続け、生涯にわたり精子が作られる。しかし、すべての精子幹細胞が分化してしまうと、精子のもとがなくなってしまい、その後精子が作られなくなってしまうため、分化する細胞と分化せずに幹細胞でありつづける細胞がバランスよく決まっているという。この分化、未分化を決定するメカニズムはこれまで明らかになっていなかった。

   研究チームは、ビタミンAが欠乏した哺乳類の精巣では精子が作られないことに注目し、ビタミンAの代謝物「レチノイン酸」が精子幹細胞の分化を起こしていると発見。さらに、レチノイン酸を受け取る受容体(細胞の外の分子や刺激を受け取り、細胞の中で情報として利用できるように変換するタンパク質)の遺伝子が働いているかいないかによって、分化、未分化にわかれることも明らかにした。今後さらに多くの組織を比較して、人体が生涯にわたり機能するメカニズムを解明し、さらなる再生医療への貢献を目指すという。

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