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中高年ランナーは「靴選び」に要注意 「裸足感覚のシューズ」で足腰痛める恐れ

   ランニング人口が増え続ける陰で、足や腰などにトラブルを抱える人が増えている。身ひとつで始められるスポーツだけに、シューズ選びや基本フォームの習得は不可欠だ。

ベテランランナーはフォーム変更難しい

30歳以上のベテランランナーがベアフット・ランニングに転向しても、フォームを変更することは難しい
30歳以上のベテランランナーがベアフット・ランニングに転向しても、フォームを変更することは難しい

   2014年、公益財団法人笹川スポーツ財団が行った調査によると、年1回以上のジョギング・ランニング実施人口は推計986万人。このうち550万人が週1回以上走っているという推計もある。年代別では20代がもっとも多く、週1回以上のランナーは同世代人口の10.6%で、30代は6.4%、40代では5.9%だ。いずれも調査を始めた1998年から徐々に増えており、ランニングが一過性のブームではなく、定着してきたことがうかがえる。

   ランニング熱の高まりに伴いランニングシューズも進化を続け、各メーカーからさまざまなモデルが発売されている。軽量でクッション性に優れているもの、フィット感や安定性が高いものなど機能性を売りにしたものが多い。そんな中、裸足または「ミニマリストシューズ」と呼ばれる靴底が薄い裸足感覚のシューズを履いて走るランナーがいる。こうした走り方を「ベアフット(裸足)・ランニング」といい、数年前から徐々に浸透し、ラグビーやソフトボールなど他のスポーツのトレーニングにも取り入れられている。

   クッション性が高い一般的なランニングシューズを履いて走ると、多くのランナーはかかとから着地する。一方、ベアフット・ランニングでは、かかとから着地すると痛いので、多くのランナーは前足部(足の指の付け根から土踏まずまでの部分)で着地する。過去の研究結果から、前足部着地は自然と前傾姿勢になり、効率的に走れるだけでなく、ひざや腰への衝撃を減らし、けがの予防につながるなどのメリットがあることが分かっている。

   しかし、米カンザス大学のスコット・ミュレン氏らによる研究結果から、30歳以上のベテランランナーがベアフット・ランニングに転向すると、フォームを変更することが難しく、故障のリスクが高まる可能性が示唆された。研究結果は2015年3月に開催された米国整形外科学会の年次集会で報告された。

この記事の監修・執筆医師

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