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【学会レポ】日本抗加齢医学会総会2015(2) 肌老化には喫煙と紫外線が悪影響、美肌効果が期待できるのは...?

   特別講演のため招かれた 1人はオランダ・ライデン大学病院のアントン・デ・クレイン教授 (老年学および老人病学) だった。ライデン大学で生物医学を学び、アムステルダム大学の感染症で博士号を取り、再びライデン大学に戻り、老年学および老人病学研究の中心になっている。

   デ・クレイン教授は「年齢より若く見えることは、世界中の多くの人々にとってとても重要なことだ」と、スライドを使いながらやさしく語りかけた。顔が若く見えるには、シワ、シミ、皮膚のたるみが少なく、血管が広がる赤ら顔が見られないことだ。また、肌の老化には喫煙と日光の紫外線を浴びる生活習慣が一番関係している。

   こうした前置きの後、デ・クレイン教授は、世界中の論文から、アンチエイジングに役立つとの証拠のありそうな物質を拾い上げ、データとともに次々に紹介した。血液中の血糖値や副腎皮質ホルモンのコルチゾール値が低いと肌は若く、インスリン様成長因子(IGF-1)が高いとシワが少ない。ビタミンDは紫外線と関係し、低いとシミは少ない。コラーゲン線維のエラスチンが少ないと、たるみが目立ってくる。

塗っても飲んでも効果が期待できる

緑茶の効果に期待
緑茶の効果に期待

   緑茶は肌に効果がある。緑茶のポリフェノール入りの軟膏を塗るだけでなく、緑茶を飲んだ後30分から90分、効果を示唆する報告がある。ビタミン類では、ニコチン酸、ビタミンC、ビタミンA類のレチノイド、タザロテンなどがシワやシミを減らす。緑茶以外のポリフェノールにも有用なものが多い。

   会場からの質問に、デ・クレイン教授は「緑茶以外のコーヒー、紅茶では肌によいとの研究がない」「老化に民族差はないが、見た目年齢には文化的な背景で違いがある」などと答えた。座長の塩谷信幸・北里大学名誉教授は「日本人は遺伝的に結合組織が強い欧米人に比べると、たるみは少ない」と補足した。(医療ジャーナリスト・田辺功)

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日本抗加齢医学会
特別講演1
Skin and facial aging. Anepidemiological perspective.
座長:塩谷信幸(北里大学名誉教授/AACクリニック銀座名誉院長)
演者:Anton J.M. de Craen(Departmemt of Gerontology and Geriatrics Leiden University Medical Centre The Netherlands)
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