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離婚に潜む心筋梗塞リスク上昇の恐怖 女性は要注意「ストレスが血管に負荷」

   心疾患は日本では死因の第2位だが、米国ではがんを抜いて1位となっている。中でも心筋梗塞の発症率は日本の約1.5倍あり、重大な心疾患のひとつだ。

   喫煙や加齢、糖尿病、高血圧、脂質異常症といった発症リスクに加えて、米デューク大学臨床研究所は、「離婚」もその可能性があることを2015年4月14日に米国心臓協会誌「Circulation: Cardiovascular Quality and Outcomes」オンライン版で発表した。

離婚回数2回以上の女性は77%と高リスクに

ストレスの度合いや発症した女性の経済状況も気になるが
ストレスの度合いや発症した女性の経済状況も気になるが

   デューク大は45~80歳までの米国人1万5827人(男性7264人、女性8563人)を1992年から2010年まで追跡調査し、離婚回数と心筋梗塞の関係を分析した。その結果、1回離婚を経験している女性はそうでない女性と比べて24%、2回以上の場合は77%、心筋梗塞発症リスクの上昇が見られた。また、離婚後に再婚をした場合でも35%のリスク上昇があったという。男性は1回の離婚や再婚ではリスク上昇はなく、2回以上離婚の場合のみ30%のリスク上昇が見られた。

   心筋梗塞発症リスクの中でもリスク上昇が高いといわれている高血圧で73%、糖尿病で81%という数値と比較しても、女性の2回以上の離婚による77%という数値はかなり高い。気になるのは、なぜ離婚によってリスクが上昇するかだ。研究者は2つの可能性をあげている。

   ひとつは、離婚のストレスが原因で血圧や血糖値が上がり、高血圧や糖尿病と同じように血管に負荷を与えているのではないか、というものだ。実はストレスも心筋梗塞の大きな発症リスクのひとつ。米国では、人口1000人あたりの婚姻率が6.8人の一方、離婚率が3.6人。離婚率は日本の約2倍だ。離婚後も元夫婦が友人であり続けるという話も聞くなど、ストレスは少ないイメージもある。しかし、米紙「USAトゥデイ」2011年の調査では、米国人の離婚理由で圧倒的に多いのが「パートナーに愛情・関心がなくなった」で、さらに「愛情や関心がなくなったことを理由に離婚する人は再婚をしても同じ理由で再び離婚をすることが多く、慢性的に不満を抱えている」と報告している。離婚によってお互いにストレスを抱えるケースは多いようだ。

この記事の監修・執筆医師

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