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米専門家「コレステロール過剰摂取は心配なし」 1日当たりの摂取量制限を「撤廃」

   コレステロールやカフェインの摂取に関して、米国で興味深い報告が出された。これまでの「常識」とは違った内容もあるようだ。

   米国の医療や栄養、公衆衛生などの専門家が参加した食生活指針諮問委員会による2015年2月の報告書に、「コレステロールは過剰摂取を懸念すべき栄養素とは見なさない」、また適量のコーヒーは「健康的な食事」といった内容が盛り込まれたのだ。

肉や卵を好きなだけ食べていいのか?

コーヒーは「健康的な食事」
コーヒーは「健康的な食事」

   米保健福祉省(HHS)と米国農務省(USDA)が公表している「米国人の食生活指針」には健康維持や増進、疾患の予防のために日常の食生活において摂取が推奨される、もしくは控えるべき品目や栄養素が記載されており、1980年以降5年ごとに改訂されている。日本でも厚生労働省が同様の目的で「日本人の食事摂取基準」を公表している。2015年2月20日付けの米CNN電子版の報道によると、大手小売店などが指針の内容を基に商品ラインアップや商品に含まれる栄養素を変えることもあり、米国の食生活に一定の影響力を持つという。食生活指針諮問委員会は指針の改訂にあたって専門家が栄養や健康に関する情報のエビデンス(研究結果などの科学的根拠)を精査し、HHSとUSDAに報告をおこなうために設置される。

   今回の報告書では、全米で1億人以上が肥満状態にあり、飽和脂肪や糖分、塩分の摂取過多である点などこれまで指摘されてきた問題に加えて、最新のエビデンスを踏まえた見解もある。そのひとつが「コレステロールは過剰摂取を懸念すべき栄養素とは見なさない」だ。

   過去の指針ではコレステロールの摂取量は1日300ミリグラム以内に抑えるよう勧告していたが、食事でのコレステロール摂取と血中コレステロールの間に因果関係はないことが実証されたとして、2015年度版の指針には盛り込まれなくなったのだ。実は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」でも、同様の理由でコレステロールの基準値は設定されなくなっている。もちろん「肉や卵を好きなだけ食べてもいい」とはならない。食べ過ぎれば、必要以上のカロリーや脂質の摂取につながりかねない。報告でも野菜や果物、全粒穀物、魚介類、豆類などの摂取量を増やし、肉類に偏りがちな食生活を見直し、さまざまな食品をバランスよく食べる必要があると提言されている。

この記事の監修・執筆医師

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