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夜のストレスは体に悪影響大 「体内時計」乱れ病気につながる恐れ

   早稲田大学の研究チームは2015年6月16日、マウスを用いた実験で、朝よりも夕方から夜に受けるストレスによって体内時計が乱れると発表した。

ストレスによって体内時計は時差ボケ状態に
ストレスによって体内時計は時差ボケ状態に

   人間の細胞には体内時計が存在し、さまざまな生理機能に昼夜の情報を与え、生体の恒常性を維持している。体内時計が乱れると、肥満や糖尿病、がんの発症リスクが高まるという。これまでの研究では、ストレスが体内時計になんらかの影響を与えることがわかっていたが、具体的な影響は不明だった。

   研究チームは4時間おきにマウスを拘束する、体が大きく攻撃的なマウスと対面させる、高所のステージに乗せるなどの方法で物理的、心理的なストレスを与え、肝臓や腎臓、唾液腺、脳といった各組織の体内時計への影響を独自の測定法で調査した。その結果、午前中(7~11時)のストレスは何の影響も与えなかったが、夕方(15時以降)では体内時計が遅れ、夜(19時以降)では組織間で体内時計がバラバラになっていた。また、睡眠中(23時以降)では体内時計の時刻が早まった。ただし、週3日間のストレス負荷を5週間続けたところ、ストレス耐性ができ、乱れは見られなくなったという。

   研究者はこれらの事実から、人間の場合でも朝よりも夕方から夜間のストレスが体内時計を乱しやすく、夜勤などによるストレスはその影響がさらに強い可能性があるとしている。逆に、運動などによる軽度なストレスは、体内時計を正しい時刻に保つのに重要である可能性も指摘している。

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参考論文

Entrainment of the mouse circadian clock by sub-acute physical and psychological stress.

DOI:10.1038/srep11417 PMID:26073568
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