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がん細胞のみ破壊する治療で一歩前進 東大と東工大共同開発「ナノマシン」とは

   東京大学と東京工業大学の共同研究チームは、がんの放射線治療のひとつ「中性子捕捉療法」を効率よく実施できるナノマシン(0.1~100ナノメートルサイズの装置)の開発に成功したと、2015年6月10日に発表した。

SFの中の医療技術が現実に
SFの中の医療技術が現実に

   中性子捕捉療法とは、人体に安全な物質の核分裂反応を利用してがん細胞のみを破壊する、患者に負担の少ない放射線治療だ。共同研究チームは、磁石と電波を使って身体の内部の様子を画像化するMRI検査で使用する「造影剤(腫瘍に反応し見えやすくする薬剤)」を改良し、効率よく放射線を吸収する「ガドリニウム」という元素をがん組織に運ぶナノマシンを開発。マウス実験で、この装置ががん組織のみに運び込まれるのを確認し、実際に中性子捕捉療法を実施したところ、通常よりも高い治療効果が得られたという。

   研究チームは、これによりMRIでがん部位を確認しながら実施できるため、ピンポイントかつ取りこぼしの無いがん治療法の開発が可能で、将来は入院不要の日帰り治療も期待できるとしている。

参考論文

Hybrid Calcium Phosphate-Polymeric Micelles Incorporating Gadolinium Chelates for Imaging-Guided Gadolinium Neutron Capture Tumor Therapy.

DOI:10.1021/acsnano.5b00532 PMID:26033034
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