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1日30分以上の運動で脂肪肝解消 体重減らなくてもやめないで!

   ダイエット効果に期待して運動を始めてみたものの体重が減らないと、やめてしまいたくなるかもしれない。しかし、体重減少はしていなくても「脂肪肝」の解消には効果的であることが、筑波大学の研究で判明した。

「非アルコール性脂肪肝」国内で1500~2000万人

毎日40分以上「犬を散歩させる」も立派な中強度身体活動
毎日40分以上「犬を散歩させる」も立派な中強度身体活動

   脂肪肝とは肝臓に脂肪が蓄積された状態。お酒が原因のイメージもあるが、それほど飲酒をしない人でも運動不足や肥満状態が続くとなりやすくなる。

   筑波大の研究グループは「肝機能障害(肝機能の低下)」と脂肪肝の関係を研究の背景で指摘している。肝機能障害は人間ドック学会による調査「人間ドックの現況」でここ20年ほど増加しつづけ、生活習慣病関連の異常項目で1位になっている。自覚していなくても、多くの人が脂肪肝になっている可能性は考えられる、というのだ。実際、2013年の国立国際医療研究センターの推計では非アルコール性脂肪肝だけでも国内に1500~2000万人いるとされ、今も増加傾向にある。脂肪肝は心血管系障害や糖尿病のリスクを上昇させることも分かっており、放っておけば肝臓だけではなく全身の疾患につながりかねない。

   同研究グループは、米国スポーツ医学会のガイドラインで「肥満者の減量のためには、週250分以上の中高強度身体活動が有効である」とされていることに注目。やや速めのウォーキングなど中強度の有酸素運動で減量に取り組んでいる31~60歳の男性169人の運動量を2009~13年にわたって記録し、週250分以上(1日約30分以上)運動をした人、週150分以上250分未満(1日約20分以上)の人、週150分未満(1日約20分未満)の人の3つに分類して脂肪肝の改善度を比較調査した。中強度の運動はウォーキング以外にも軽めの筋トレやボーリング、ゴルフなどがある。

   その結果、運動量が増えるほど脂肪が減少していることがわかった。特に週250分以上運動をしている人は、血液の遺伝子解析をおこなったところ、肝臓での脂肪酸(脂質の成分)の合成に関わるタンパク質が減少した半面、分解に関わるタンパク質が増加しており、肝臓の脂肪蓄積を抑制する効果も働いていたという。週150分以上の運動でも、腹囲や体脂肪率、中性脂肪は有意に改善していた。

   研究の成果は、米肝臓学会誌『Hepatology』に2015年3月27日付で掲載された。

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偽薬と認識したうえでの服用効果の研究は珍しい。

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