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オリーブオイルが「体にいい」とは限らない 選び方を間違えると健康効果ゼロ

   スペイン、バルセロナのデルマール医学研究所とバルセロナ自治大学の研究チームは2015年7月1日、オリーブオイルの健康効果は、オイルに含まれるポリフェノールの量によって大きく異なると、米国栄養学会誌「Journal of Nutrition」オンライン版で発表した。

オリーブオイルならなんでも良いとは言えないようだ
オリーブオイルならなんでも良いとは言えないようだ

   これまでオリーブオイルの健康効果は、不飽和脂肪酸のひとつ「オレイン酸」が中性脂肪やLDLコレステロールを低下させて動脈硬化を防ぎ、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患の発症リスクを低下させるとされ、ポリフェノールは抗酸化作用のみが確認されていた。

   研究チームはオリーブオイルに含まれるポリフェノールもこれらの健康効果に関係していると推測。20~59歳の男性25人を無作為に2つのグループにわけ、ポリフェノール含有量の高い(1キロ中366ミリグラム)未加熱のオリーブオイルか低い(1キロ中2.7ミリグラム)未加熱のオイルどちらか25ミリリットルを3週間に渡って毎日摂取させ、血中のLDL(悪玉)コレステロール値や酸化ストレス度、中性脂肪の分解度を計測した。2週間の休止期間をおいた後さらに3週間、最初に摂取したオイルとは逆のオイルを摂取してもらい、再び血液検査を実施。それぞれの検査結果を比較した。その結果どちらのグループも、ポリフェノール高含有のオイルを取った後はLDLコレステロールが11.9%減少していたが、低含有のものは4.73%増加していた。酸化ストレスへの耐性や中性脂肪を分解する遺伝子の働きも、高含有のオイルでは増加していたが、低含有では変化がなかった。

医師・専門家が監修「Aging Style」

参考論文
Olive Oil Polyphenols Decrease LDL Concentrations and LDL Atherogenicity in Men in a Randomized Controlled Trial.
DOI: 10.3945/jn.115.211557  PMID: 26136585

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