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アレルギー疾患抑える「油」見つけた 新薬や機能性食品開発も期待

   医薬基盤・健康・栄養研究所と理化学研究所、東京大学、浜松医科大学の共同研究チームは2015年6月11日、亜麻仁油を摂取させたマウスでアレルギー疾患の発症が抑制されたと、オープンアクセスの電子科学誌「Scientific Reports」で発表した。

医薬基盤・健康・栄養研究所の報道提供資料より
医薬基盤・健康・栄養研究所の報道提供資料より

   アレルギー疾患の中でも食物アレルギーは、食事内容や栄養成分が腸内環境に与える影響が大きな要因のひとつと考えられている。共同研究チームは食用油に着目。食物アレルギーの原因物質を投与し、人為的にアレルギー疾患を発症させたマウスに、異なる食用油を含んだ特殊な餌を与えて飼育し症状を観察した。

   その結果、成熟した亜麻の種子から採れる亜麻仁油を含んだ餌で飼育したマウスは、大豆油の餌を与えたマウスよりアレルギー性下痢の発症が抑制されていた。また、マウスの腸内では、亜麻仁油に多く含まれる「αリノレン酸」やその代謝物質である「エイコサペンタエン酸(EPA)」が増加しており、これらを詳しく解析したところ、EPAの一種である「17,18-エポキシ-エイコサテトラエン酸(17,18-EpETE)」という物質が抗アレルギー性物質であることがわかったという。

   研究チームは今後、サルでの有効性確認をおこない、新たな抗アレルギー薬や機能性食品の開発につなげていくとしている。

医師・専門家が監修「Aging Style」

参考論文
Dietary ω3 fatty acid exerts anti-allergic effect through the conversion to 17,18-epoxyeicosatetraenoic acid in the gut.
DOI:10.1038/srep09750 PMID: 26065911
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