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あの「肉体派」今井雅之さんを襲った大腸がん 自覚症状ほとんどなし、ではどうすれば?

大腸がん早期発見の唯一の方法はがん検診
大腸がん早期発見の唯一の方法はがん検診

   俳優の今井雅之さんが、大腸がんで亡くなった。肉体派俳優として知られていた今井さんが会見で見せた「激やせ」ぶりや、会見から1か月も経たずにこの世を去った事実に、多くの人が衝撃を受けたのではないだろうか。

   大腸がんは、他のがんにくらべ進行が遅く、自覚症状もほとんどないという。私たちは、どう備えればよいのだろうか。

最初は「腸の風邪」と診断された

   「夜中に痛みと闘うのは、飯が食えないのは、本当につらい。(こんな状態で)生きているだけなら安楽死させてほしい」

   会見で今井さんはかすれた声で、無念の心情をさらけだした。

   元自衛官で、空手道二段、柔道初段。自著「若いぼくらにできること」の中では学生時代の奥多摩での山籠もりや真冬の北海道縦断、真夏の本州縦断など数々のサバイバル経験を披露し、2013年にもバラエティ番組の企画で無人島サバイバル生活に挑戦するなど、肉体派を地で行く頑強なイメージで知られていた。

   しかし、テレビに映し出されたのはやせ細り、歯を食いしばって必死で声を絞り出す、別人のような姿だった。マイクを通しても弱々しくかすれた声で語った言葉は、大腸がんの怖さ、体への影響の大きさを感じさせた。

   今井さんの公式ブログによると、2014年夏ごろから体調不良を感じていたが、当初受診した病院では「腸の風邪」と診断されたという。しかし、その後も腹痛や胃痛が治まらず、3回ほど診察を受けたものの「腸の風邪」と診断され続けた。不審に感じた今井さんが11月に別の病院で検査したところ末期の大腸がんと判明。さらに、CTスキャンによる精密検査で大腸に複数の腫瘍が発生していることがわかり、切除手術を受けた。この時点で「年末までもつかどうか」と告げられたと語った。

   気になるのは3度も医師から告げられた「腸の風邪」だが、「胃腸の不調からウイルス性の胃腸炎と診断したのでは」と北里大学医学部外科教授で大腸疾患の診断・治療が専門の渡邊昌彦医師は語る。

   「胃腸に詳しい医師や主治医がいれば、2度目の時点で検査をすすめていたでしょう。ただし、すでに症状が出ていたということは、その時点で末期だったと考えられます。仮に夏の時点で分かっていたとしても、有効な治療はあまりなかったかもしれません」

   診断からおよそ半年で、今井さんは帰らぬ人となってしまった。

この記事の監修・執筆医師

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