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あの「肉体派」今井雅之さんを襲った大腸がん 自覚症状ほとんどなし、ではどうすれば?

40歳以上は年1回の検診「必須」

   大腸がんは他のがんにくらべ進行が遅い。少し進行して他の臓器に転移したとしても、手術が可能な部位であれば切除によって回復する可能性があり、早期発見できればほぼ完治するといわれている。

   大腸がんは早期の段階では自覚症状がほとんどなく、ある程度進行した段階で血便や下痢、便秘、腹痛、嘔吐、貧血、体重減少などの症状が出始める。

   「症状の有無にかかわらず大腸がん検診を定期的に受けることが、早期発見の確実な方法です」(渡邊医師)

   大腸がんの罹患(りかん)率は50歳を超えるころから増加し、加齢とともに上がっていくため、40歳以上は1年に1度検診を受けるのが望ましい。自治体によっては40歳以上になると、肺がん、胃がん、大腸がんの検診案内を郵送しており、これをきっかけにしてはどうだろうか。遺伝によっても発症リスクが上がることがわかっており、直系の親族に大腸がんを発症した人がいる場合は、年齢に関係なく検診を受けたほうがよいだろう。

   会社勤めであれば、年1回の定期健康診断に大腸がん検診がオプションとして用意されていることがあるので、活用しない手はない。自営業や無職の場合は、居住する各市区町村のがん検診を利用すれば費用負担が軽くすむ場合がある。

   大腸がん検診は「便潜血検査」という検便形式のものが一般的で、手間も肉体的な負担も少ない。万一に備えて、定期的な受診を心がけたい。[監修:渡邊昌彦 北里大学医学部外科学教授・北里大学北里研究所病院副院長・日本内視鏡外科学会副理事長]

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