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「女性用バイアグラ」いよいよ承認目前 気になる「効果と安全性」を探る

個人輸入は危険? まずは医師に相談を

   日本でも潜在ニーズはあるらしく、ウェブで「女性用バイアグラ」と検索すると、薬品を海外から個人輸入できる通販サイトが数多くヒットする。膣の分泌物を増やすという「ダイフルカン」や、「ウーメラ」「ラブグラ」等、男性のバイアグラと同じ成分が含まれ、不感症やオーガズム不全を改善するなどとうたったものも。これらの薬品の効果や副作用などについて、浜中医師に聞いた。

   「ダイフルカンは女性器が濡れることを促進する効果があるので、性交の際に感じるけれど濡れなかったり、そもそも不感症だったり、そうした現状に困っている方が利用するものです。昔からカンジタや膣内酵母菌感染などの治療に使われていたものですので、もともとの効能を知っておく必要もあります。一方、ウーメラやラブグラには、血流を促進するシルデナフィルという成分が入っています。性器の血流を促進しますので、それによって感じやすくなり、絶頂に達しやすくなると報告されています。ただし、吐き気や腹痛、食欲不振、下痢などの副作用報告がありますので、個人輸入等で入手した薬を安易に服用せず、医師に相談することが大切です。また、妊娠希望の方にはおすすめできません」

   浜中医師は「性生活に問題を抱えている人は、年齢を問わず、早めに医師に相談してほしい」と強調する。一人で悩みを抱え込んでしまいがちだが、積極的に相談することで問題解決の可能性は高くなる。「薬物療法だけに頼らず、パートナーのEDなどの問題も医師に相談してみるとよいでしょう。もちろん、女性の心身両面の余裕を作らなくては、性生活の改善は期待できません。心地よく健康的な食生活や睡眠、そしてストレスマネジメント。まずは自分の心身のバランスを見直すことが大切です」

   フリバンセリンを承認するか否かについて、FDAは今夏の終わりまでには判断を下す見通しだ。[監修:浜中聡子 AACクリニック銀座院長]

   (15年8月19日15時40分追記)米食品医薬品局(FDA)は8月18日、「女性用バイアグラ」といわれる薬剤「フリバンセリン」を承認したと発表した。

医師・専門家が監修「Aging Style」

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