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汗で肌がかゆくなる理由と防止法

   夏の外出はたくさん汗をかきますよね。その結果、肌がかゆくなったり赤くなったり、かぶれたり。悪化させると治りにくかったりしてたいへんです。特に小さい子たちに辛い思いをさせぬよう、汗トラブルを防ぎましょう。

   まず、どうして自分の汗が肌の刺激になるのでしょう? たくさん汗をかいたり、長時間汗をかき続けることで肌表面がふやけた状態になります。そのため、肌の内部に刺激物が入りやすくなるのです(肌のバリア機能の低下)。

   大量の発汗で、汗に含まれるミネラル分も肌表面に多く付くことになります。肌に"塩が吹く"ことがありますね。ミネラル分はアルカリ性で、肌に棲む悪玉菌が繁殖しやすくなります。この悪玉菌の分解物が肌の刺激となるのです。汗は空気や紫外線にふれて酸化します。この酸化物質が肌の刺激となります。

   このような理由から、汗で肌のかゆみ、赤み、かぶれが起こります。肌が薄く、肌どうしがこすれるところが危ないです。ひじの内側、ひざの後ろ、ワキの下、首などです。ここが赤くなってかゆみを感じたら、肌がふやけてバリア機能が低下し、酸化した汗や、皮膚の悪玉菌などが刺激になっているということです。

ゴシゴシ拭いたらダメ

アベンヌウォーター。中身は、フランスでアトピー治療にも使われているアベンヌ温泉水。日本では、温泉水やミネラルウォーターをスキンケア製品として販売する場合は「化粧水」という表示になります。
アベンヌウォーター。中身は、フランスでアトピー治療にも使われているアベンヌ温泉水。日本では、温泉水やミネラルウォーターをスキンケア製品として販売する場合は「化粧水」という表示になります。

   では、どうするか? そのつどアルカリ性の石けんで洗うと、肌をますますアルカリ性にしてしまうのでNG! 汗をかいてもかゆくならない、かぶれないためにはきれいな水で汗をさーっと洗い流しましょう。刺激の"モト"である汗を、肌をこすらずに取り除けばいいわけです。

   水道が近くにないところへ行くなら、水スプレーが便利ですよ。海水や砂、土などの汚れも洗い流したいときは、弱酸性の泡ソープでやさしく洗ってください。汗や汚れを流したら、水気はきれいなタオルを肌にそっと当てて吸い取ります。ゴシゴシ拭いたら、ふやけた角層が取れてしまうので逆効果です。

   小さい子をつれて外出する際は、水スプレーと、小さいハンドタオルやかさばらない手ぬぐいハンカチなどを何枚か持っていくと安心ですね。

   そして、赤くかぶれてしまったときは、皮膚科を受診するか炎症止めの塗り薬を、薬局で相談して使いましょう。かゆいとついつい掻いてしまい、なかなか治りにくくなります。

   私は症状に合った強さのステロイド軟こうを少量塗ってかゆみを抑え、悪化させず、早めに治すようにしています。

   半透明の軟膏だと厚めについてべたつくので、この時期は不快です。さらっとした乳液状の「ローションタイプの塗り薬」なら、つけすぎる心配も少ないので、ムスメが小さいころは常備していました。

   乾燥肌、敏感肌、皮脂分泌がほとんどない思春期前の子供たちにとって夏はかぶれやすい時期です。刺激は素早くやさしく取り除き、かゆみ、かぶれは早い時期にぬり薬を使い、悪化させずに早く治しましょう。入浴後、寝る前につけてあげると、翌朝は良くなってることが多かったですよ。

   トラブルのない肌で、楽しく元気に遊んでくださいね。

美容・医療ジャーナリスト海野由利子公式ブログ
http://ameblo.jp/uminoyuriko/

この記事の監修・執筆医師

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