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100歳以上の高齢者、長寿の秘訣を調査 細胞老化の状態から見えた「共通点」

   慶應義塾大学と英ニューカッスル大学の共同研究チームは2015年8月4日、100歳以上の高齢者を対象におこなった大規模調査で、長寿の要因について発表した。

テロメアが長くて体内の炎症が低い人は長生きらしい
テロメアが長くて体内の炎症が低い人は長生きらしい

   研究では、100歳以上の高齢者684人とその家族167組、85~99歳の高齢者536人を対象に、長寿に影響があるとされる造血機能、代謝、肝機能、腎機能、細胞老化の状態を調査し、その傾向を分析した。

   染色体の末端には「テロメア」と呼ばれる塩基配列(DNAのならび)があり、細胞が分裂する度に長さが短くなるため、細胞老化の目安になる。テロメアが短いほど細胞老化が進み、肉体も老化していると考えられる。調査の結果、100歳以上の高齢者では長く保たれていることがわかった。また、遺伝的に100歳に到達する確率が高いと考えられる100歳以上の高齢者の直系子孫(血縁のある子ども)では、実際の年齢が 80 歳代でも、60 歳代の平均値に匹敵する長さを有していることがわかった。

   また、老化は症状としては現れない「慢性炎症」と呼ばれる体内で長期間にわたって進行する炎症によって促進することがわかっているが、炎症マーカー(慢性炎症の有無や度合を示す血液中の物質)も、100歳以上の高齢者の直系子孫では低く抑えられており、100歳以上でも特に炎症が低い人は、身体的にも認知的にも自立した生活を長い期間続けていることもわかったという。

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参考論文
Inflammation, but not telomere length, predicts successful ageing at extreme old age: a longitudinal study of semi-supercentenarians.
DOI:10.1016/j.ebiom.2015.07.029

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