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外科医は気っ風が勝負

昔は外科と内科には越えられぬ深い溝があった
昔は外科と内科には越えられぬ深い溝があった

   最近では内視鏡手術や炭酸ガスレーザーの導入で、外科と内科の境界が曖昧になってきたが、昔は外科と内科には越えられぬ深い溝があった。

   医学部も最終学年が近づくと、外科系か内科系か将来の専門をあれこれ思い悩むようになる。そこで僕は考えた。ある一つの臓器を専門にして、その内科も外科も統合するという考えを。

   その考えを外科の教授に相談したら一笑に付されてしまった。
「お前さんな、外科医ってのは気っ風の問題だよ。ウジウジした内科的な発想は勤まらん。こうして階段教室の下から見上げると、外科に行く奴は目つきが違う、目つきが」と。
昔は外科の講義は手術前の患者を前に階段教室で行われ、そのまま教室で手術がスタート、供覧された。

   確かに外科医は、まずデッドラインを決めて、それから逆算して全ての無駄を省いて最短距離でゴールに向かう。

   それに反し内科医はまず手元の資料の分析から始め、徐々に先へ、先へと組み立ていく。ゴールはお構いなしで、途中で時間ギレになっても俺は知らん、と言うのが内科医など失礼なことを言うつもりはありませんが...。

   確かに以前から甲状腺専門医などは、内科外科もひっくるめた治療を行うような科もあった。また逆に、整形外科など最近では手術はしない整形内科と呼ばれるような診療医も増えてきた。

   反面脳外科医などは、内科・外科、全ての分野の上に立つ神のような存在と錯覚する向きがないでもない。これは大脳をいじくっていると、人間の上に立ったような感じに捉われるのだろうか。

   などなど、話が脱線して申し訳ありません。
でも、何のかんの言っても、やはり外科医と内科医では気質の違いはあるようですな。それが生来的かどうかは別にしても。

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この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 AACクリニック銀座 名誉院長

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