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いわゆる"トンデモ本"

   「医者本」と呼ばれるカテゴリーにもいろいろ、あります。学術書に近い難しいもの、一般の読者がわかりやすいように、医学的に正しいとされている内容のもの、その医師独自の見解に基づくもの、ある製品を販売するための広告に近いもの、告発的な事柄もまじえたセンセーショナルなもの、などなど。

   特に最近は、センセーショナルなタイトルの本が多くなってますね。タイトルは編集部や出版社が決めるので、内容と合ってないものもあります。内容はいいのに誤解されている本はお気の毒だと思ってしまいます。

   タイトルが告発的なものは何か言いたいことがあるのだろう、と理解して、目を通すようにしています。

   「○○に殺されないため」とか「△△が××を滅ぼす」とか「◇◇は毒」とかね。「やめなさい!」「だまされない」「嘘」というワードもよく使われますよね。

その中の一冊
その中の一冊

   本当!? あやしいー 根拠はあるの? と思ったところにふせんをつけてます。

   こんなにたくさんつけた本も珍しいです。修正されずに世に出回っているのが疑問なくらいですが、日本は「言論の自由」が保障されてますから。

   私は仕事柄、ほかの医師たちに尋ねることができますが、医者が書いた本って信頼度が高いから、そのまま信じる人も多いのでしょうね。ベストセラーになってますし。

   書いてる内容が間違っていても「誰もいえなかったことをズバッと言ってる」と思われているのでしょう。毒を吐く人って"反体制のヒーロー"に見えたりしますし。

   でもね、医者って基本的にパーツ別・分野別の専門だから症状や治療情報を詳しく知りたい、違った見解を知りたいと思ったら、他科の専門の医師に尋ねることになるのです。

   毒を吐く人、悪口を言う人、プライドが高すぎる人、卑屈な人だと"人に聞く"ということがしにくかったり、聞かれても「教えてあげよう」という気にならないですよね。これは、医者に限らないけれど。

   私が尊敬する医師たちは、他科の医師と情報交換を行なっています。より良い治療法や予防策に生かそうとしています。

   「医者本」とはいえ、内容を鵜呑みにせず、ホントかなあ? と思ったことは調べたり、専門家に尋ねることをおすすめします。

美容・医療ジャーナリスト海野由利子公式ブログ
http://ameblo.jp/uminoyuriko/

この記事の監修・執筆医師

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