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iPS細胞由来の免疫細胞でがんが縮小 東大幹細胞治療研究センター

   東京大学幹細胞治療研究センターの研究チームは、人工多能性幹細胞(iPS細胞)の技術を応用して若返らせた人間の免疫細胞で、マウスの体内でがん細胞を縮小させることに成功したと発表した。

iPS細胞を応用した新たながん治療となるか。写真はイメージ
iPS細胞を応用した新たながん治療となるか。写真はイメージ

   iPS細胞はさまざまな組織や臓器の細胞に成長させたり、ほぼ無限に増殖させたりすることができる「幹細胞」の一種。研究チームはこのiPS細胞を利用し、体内のがん細胞を攻撃する能力をもつ免疫細胞「キラーT細胞」を若返らせ、がんを発症したマウスに投与した。

   これまでにも体内のキラーT細胞を取り出して培養し、ふたたび体内に投与する「T細胞療法」と呼ばれるがん治療法は存在したが、今回若返らせたキラーT細胞は従来の治療法よりも効果的にがん細胞を縮小させ、マウスの生存期間を延長させた。

   iPS細胞は、体内で異常に増殖しがん細胞になってしまうなどの副作用があるとされているが、研究チームは投与した細胞を自殺させる薬剤を開発。副作用があらわれたときにはこの薬剤を投与し、活動をとめることができるという。

   研究発表は2015年8月27日、国際幹細胞研究会議が編集するオープンアクセスの幹細胞専門学術誌 「Stem Cell Reports」に掲載された。

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参考論文
A Safeguard System for Induced Pluripotent Stem-Cell Derived Rejuvenated T-cell Therapy.
DOI:10.1016/j.stemcr.2015.07.011 PMID:26321144

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