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「ゴースト・サージャリー」

   幽霊が手術?

もし、執刀医に
もし、執刀医に"これが初めての手術です"と言われたらどうでしょう。写真はイメージ。

   まあお聞きください。教授の代わりに弟子が手術することです。

   その理由は2つあります。1つは弟子のほうが腕がいい場合。つまり幽霊のほうが達者な場合です。今ひとつは研修のために弟子にメスを持たせる場合。

   どちらの場合でも、患者の了解があれば問題ないのですが、そうはいかない事情もあります。

   外科医は修業過程で当然ながら初めてメスを握る場面に行き当たります。

   手術の修業はまず「見る」ことに始まり、ついで「助手」をつとめ、その上で「自分で執刀」します。

   当然のことながら、どんな外科医でもこの手術は初めてということはあるわけです。

   さて、今は情報公開の時代です。医師に関する情報は色々な形で開示されます。そして執刀医に、"何例の経験をお持ちか?"と聞くことを奨励する傾向もあります。

   もし、執刀医に"これが初めての手術です"と言われたらどうでしょう。患者は"もっとベテランの方にお願いします"と言うでしょう。

   だがそうなれば、外科医の独り立ちは不可能になります。

   そのため、弟子にメスを持たせるまでには、十分助手として経験を積ませ、また動物などで練習もさせるわけです。最近ではコンピュータでのシミュレーションも可能です。

   そして最初の手術の場合は、ベテランの医師が助手をつとめ、最善の結果を挙げるよう指導します。

   このように外科医の育成と患者の要請との狭間で、幽霊はいまだにうろうろしているのが実情です。[執筆/塩谷信幸 北里大学名誉教授、アンチエイジング医師団代表]

医師・専門家が監修「Aging Style」

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 AACクリニック銀座 名誉院長

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