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がんに対する知識を持ちたいものですね

   北斗晶さん、川島なお美さんの報道が続き、昨日は乳がんと胆管がんについて、メールや電話で情報交換やミーティングがありました。

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   私が関わっている医療系サイト「AgingStyle」では、がんについての国内外の研究や論文を継続的に紹介していますが"ネタ元"の情報をそのまま出すことはまず無くて、信憑性や、日本人に当てはまるかどうかを医師、スタッフでチェックし、取り上げる場合は専門の医師、専門家に取材したり確認を取って記事化しています。

   がんは種類によって発見のしやすさも症例数も、使う薬剤も違いますし治療法も変わってきているので、治療や研究にあたっている医師から最新の情報を得ることは重要なのです。

   また、報道を知った一般の方々の反応も調べていますが、誤解されていることもありますね。

   がんは確かに遺伝的体質もリスクとなりますが、親や親族と、生活環境、食事、仕事内容、生活習慣などは、おそらく違っていますよね。病気の発症にはいろいろな要因が重なっているので「親、親戚にがんになった人はいない」場合も可能性はゼロではないし、"がん家系"だから発症する、とも限らないのです。

   また、「○○を食べるからがんになる」などと言い切る人もいますが、科学的、医学的にそう認められた食べ物はありません。いちいち不安に感じて食べるのをやめていたら、かえって栄養バランスが崩れかねません。

   誰もが「良くないだろう」と思える、食べすぎとかお酒の飲みすぎ、糖分・脂肪分の摂りすぎを、まずは注意して減らしましょう。そして、"体にいい"と聞いたもの、聞いたことを、毎日いくつか取り入れれば「健康的な食生活」に近づくことができるでしょう。

   これは個人的に感じていることですが、がんは、救急医療にかかるような"一刻を争う病気"ではなく"治療ができる病気"です。健康や病気の予防を意識して暮らしていても、発症する可能性は誰にでもあるのです。

   ですから、できるだけ早く見つけられるように定期的に検査をすることは大切。

   そして、治療のシュミレーションを、ざっくりでいいから考えてみることもおすすめします。

   ニュースなどでがんが話題になったときに、そのがんは、どんな特徴なのか、治療法は? などとサクサクッと検索して、いくつかのサイトを見てみるだけでも情報の蓄積になります。

   発症がわかったとき、多くの方は「ショックで呆然として何も考えられなくなる」と聞きます。そのときの自分のためにも。ある程度の知識や情報は、先へ進んでいく力となるはず。

   乳がんの場合、現在は乳房の再建手術も保険適用になりました。全摘出した場合は乳首も再建できるのですよ。術後の生活の質をより良くするため、乳がんの治療をする乳腺外科と、再建手術を行う形成外科がタッグを組み、治療や研究を行なうようになっています。

   今回の報道で、不安や怖さを感じた方もいらっしゃると思います。どうか、実際に治療を行なっている医師や学会などから情報を得て、健康を意識した食事や生活を取り入れて発症したらどう治療したいかを考えてみてくださいね。

   私も、もちろんシュミレーションしています。いくつか迷っているポイントは、今後も情報を得ながら考えていくつもりです。

乳房再建ナビ/乳がん治療専門医による監修

AgingStyle/9.26「川島なお美さんや岩田聡・任天堂前社長を死に追いやった「胆管がん」 見つけにくく、治療しにくい「難しいがん」だった」

美容・医療ジャーナリスト海野由利子公式ブログ
http://ameblo.jp/uminoyuriko/

この記事の監修・執筆医師

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有益で確かな情報をお届けするという編集方針です。

偽薬と認識したうえでの服用効果の研究は珍しい。

笑っただけで「あっ!」「出ちゃったかも」

11月11日現在、50名の医師や専門家が「Aging Style」に参加しています!

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