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脂肪を馬鹿にするな!

学会も無事終了。
学会も無事終了。

   学会も無事終了。今日の収穫は「脂肪」の再評価。

   モーパッサンの「脂肪のかたまり」以来、「脂肪」は侮蔑の対象、女性の重荷となってきた。だがこの脂肪細胞、最近は万能細胞として再生医療の世界では人気上昇中である。これまでも食欲コントロールを含めある種ホルモンの発生源という事は知られていた。

   それだけではない。今流行の再生医療での三要素は「幹細胞」、「骨組み」そして「成長因子」であるが、勿論主役は必要な細胞に分化してくれる「幹細胞」である。

   脂肪組織にはその「幹細胞」がたっぷりあるというのが最近の発見。さらには、脂肪細胞は機械的刺激に反応するというのが、今日の日本医大の小川教授の発表である。具体的には、張力がかかると脂肪細胞は減少するという。

   これは何を意味するか?

   筋トレや有酸素運動をすると筋肉細胞は増えるが、皮下脂肪は減少するのは常識で、フィットネスの目的でもある。その場合、これまでは運動でエネルギーを消費するため、脂肪が燃やされると考えられていたが、筋肉細胞は張力がかかると増殖するが、同時に脂肪細胞はその張力で退化すると言うのが小川理論である。

   つまり張力が体型改善のためには一石二鳥というわけだ。

   ダイエットをすると、減って欲しい所よりも、増えて欲しい所(さて何処かな?)の脂肪がまず減ってしまうという女性の嘆きを聞くが、こうして脂肪細胞の挙動を理解することで、メリハリの利いた体型造りが可能になるのでは、とこの単細胞の男は小川理論に共鳴した。

   ちなみにこの男は脂肪と相性がよく、すき焼きでの一番の楽しみは、始めに鍋に塗り付ける脂肪のかたまりを、配偶者の目をかすめてサッと口に頬張ることである。

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http://blog.excite.co.jp/shioya-antiaging/

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 AACクリニック銀座 名誉院長

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