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学問の世界でも先陣争いは熾烈! 学会シーズンがやってきました

秋は学会シーズンです
秋は学会シーズンです

   収穫の秋。医学界でも秋には学会がひしめきます。

   ほとんど毎週のように自分の畠に関わる学会研究会が開かれます。しかも、週末が潰れることが多い。開業の先生方にとって平日は稼ぎ時だからです。

   学会の一番の目的はオリジナルの研究発表です。次いでは啓蒙的なレクチャー。そして最後に会員同士の交流。学問の世界でも先陣争いは熾烈だが、その一番乗りの証拠となるのがこの学会発表か、評価の高い学会誌への掲載。

   そして発表の価値を決めるのが学会の場合は参加者との応酬、学会誌では査読者です。このような記録の集積がいわゆる「業績」というもので、教授選考の際の最重要履歴になります。

   医育機関で禄を食んでいると、診療・教育といった本業が疎かになりがちになるのはこのためです。また、自分の畠にかかわる領域という言い方をしましたが、これが学問の進歩とともにねずみ算的に増えていくのです。

   例えば形成外科の場合。まず日本形成外科学会、そして東京地方会、はたまた先日行われた基礎学術集会。そして、関連分野としては僕が関わっているだけでも、日本美容外科学会、日本創傷治癒学会、日本熱傷学会、日本頭蓋顎顔面外科学会、日本抗加齢医学会等々が勢揃いします。

   これにまた、それぞれの国際学会がカウンター・パートとして存在します。これではカラダがいくつあっても足りないのはおわかりでしょう。

   蛇足ですが、国際学会というのはどちらかというと親睦の集まりで、あまり目新しい発表は期待できず、やはり一番中身が濃いのは残念ながらアメリカの国内学会というのが大方の認識です。

   最後になぜ、学会が増えつづけるのか?

   "学問の進歩の表れ"といえばカッコいいのですが、会長になりたい人の数だけ学会が増えていくというのが僕の印象です。[執筆/塩谷信幸 北里大学名誉教授、アンチエイジング医師団代表]

医師・専門家が監修「Aging Style」

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 AACクリニック銀座 名誉院長

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