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歯から始めるエイジングケア(下) 「歯周病」の治療とセルフケア

   口の中だけでなく全身に悪影響を及ぼす歯周病。進行を防ぐには早期に発見し、適切なケアと治療を行うことが大切です。今回は、治療法とセルフケアの基本を紹介します。

基本はプラークコントロール

   歯周病は痛みを感じることが少ないため、気づきにくい病気です。しかし、「おかしいな」と思い始めてからでは手遅れになりかねません。痛みはなくても、歯ぐきが腫れて出血がある、歯と歯の間にものがはさまりやすくなった、歯が長くなったように感じるなど、気が付いたら早めに歯科医を受診しましょう。

   治療にはいくつかの段階がありますが、歯周病の直接的な原因となるプラーク細菌を取り除くことが基本です。そのためには「プラークコントロール」が欠かせません。プラークコントロールとは、歯や歯肉に付着したプラークを除去し、再び蓄積するのを防ぐこと。ブラッシングによるセルフケア(後述)と、歯科医が専用の器具を用いてプラークを器械的に除去し、歯の表面を滑らかにする方法があります。蓄積したプラークは石灰化して歯石になります。自分では取り除けないので、歯科医でとってもらう必要があります。

   また、歯周病は喫煙などの生活習慣や歯を食いしばるクセ、咬合(噛み合わせ)などの影響を受けることもあります。これらの影響を取り除くため、必要に応じて禁煙指導や咬合調整などが行われます。

   中等度から重度の歯周炎では、歯周ポケットが形成され、そこで歯周病原細菌が増殖します。すると歯石がポケットの深いところまで蓄積し、「フラップ手術」と呼ばれる外科治療が必要になります。フラップ手術では局所麻酔を行い、歯肉(フラップ)を切開して歯の根元に付着している歯周病原細菌の多く含まれるプラークや歯石を除去します。その後、歯肉を元の位置に戻して縫合し、1~2週間後に抜糸します。

   さらに、歯周病により破壊された歯肉や骨などの歯周組織の再生を促すために行われるのが「歯周組織再生治療」です。フラップ手術の際に人工膜を用いて欠損した部分に歯周組織再生に必要な細胞を誘導する「GTR法」や、特殊なたんぱくを注入して組織の再生を促す「バイオ・リジェネレーション法」などがあります。通常1年ほどで骨が再生します。GTR法は保険が適用されますが、バイオ・リジェネレーション法は自費診療になります。

この記事の監修・執筆医師

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