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運動を続ければ高齢者の大脳皮質が増加 軽度認知障害のある人でも確認、米大学の研究

   米ウィスコンシン州マーケット大学とメリーランド州メリーランド大学の共同研究チームは、軽度認知障害を発症している高齢者でも、中強度の有酸素運動を継続しておこなうことで、脳の委縮が止まり、むしろ増量しているとする研究結果を発表した。

これが本当の脳トレ?
これが本当の脳トレ?

   軽度認知障害は、日常生活を送るうえでは問題がない程度に認知機能が低下している状態で、認知症やアルツハイマー病の初期症状のひとつとされている。

   研究では、61~88歳の高齢者30人(14人が軽度認知症外を発症)を対象に、アルツハイマー病の患者でしばしば萎縮が確認される、大脳の表面にある皮質層をMRI(磁気共鳴断層撮影)で撮影。

   その後、12週間にわたって中強度の有酸素運動を実施してもらい、再度、皮質層を撮影し、運動前後の皮質の容量の変化を比較した。運動の内容は週3~4回30分間のウォーキングをするといったもので、回数や時間は被験者に任せている。

   その結果、健康な対象者も軽度認知障害の対象者も、全員の皮質層が平均8.49%増加し、萎縮している人はひとりもいなかった。いくつかの部位では、軽度認知障害の対象者のほうが健康な対象者よりも増加しているという。

   また、皮質層の増加は運動量や運動強度に比例していた。

   研究者らは今回の研究は、少人数を短期間調査したものであり、今後より大規模に長期間の運動を実施してもらい、さらなる改善がみられるかを検証するとしている。

   発表は国際神経心理学会誌「Journal of the International Neuropsychological Society」オンライン版に、2015年11月19日掲載された。

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