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プロジェクションマッピングで安全な手術を 京大、パナソニックが共同開発

   京都大学医学部付属病院はパナソニックAVCネットワークス社との共同開発で、プロジェクションマッピングを応用し、手術をリアルタイムでナビゲーションする装置「Medical Imaging Projection System(MIPS)」を開発した。

エンターテインメントだけでなく医療にも応用(京都大学プレスリリースより)
エンターテインメントだけでなく医療にも応用(京都大学プレスリリースより)

   プロジェクションマッピングとは、CG映像をプロジェクタのような映写機器によって建物や空間に映し出す仕組み。単に投影するだけではなく、投影対象の形状や凹凸に映像を合わせ、重ねることができる。

   現在、手術中のナビゲーションシステムとして、近赤外光で光る色素を利用し、人間の目では見えない血管やリンパ節の位置をモニターで確認できる「IGC」と呼ばれるものがあるが、肝胆膵がんの外科手術(肝切除)の際は、暗い中を医師が頻繁にモニターと患部を確認しなければいけなかった。

   MIPSはプロジェクションマッピングで、臓器の変形、移動にリアルタイムで追随し、IGCの画像を臓器に直接投影する。

   医師は患部を見るだけでよく、モニターも利用しないため、明るい中での手術が可能となる。また、IGCの色素は肝腫瘍に取り込まれる性質があり、術前画像検査では確認できなかった小さな腫瘍を術中に発見できる効果も期待できるという。

   2015年10月には京都大学とAVCネットワークス社で特許を共同出願しており、今後、同大で実施する肝切除や肝移植、乳がん切除、肺切除などの手術に利用していく予定。

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