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母親のビタミンD濃度が 子どもの「聞いて理解する」能力に影響する

生まれてくる子どもにもビタミンDが影響するかも
生まれてくる子どもにもビタミンDが影響するかも

   米テネシー州テネシー大学ヘルスサイエンスセンターの研究者らは、妊娠中の母親の血中ビタミンD濃度が、生まれてくる子どもの言語機能に影響を与えているとする研究結果を発表した。

   研究は、2006~2011年にテネシー大学が16~40歳までの妊娠中の女性を対象に、母親の栄養状態や生活習慣と子どもの発達との関係を調査した大規模研究「Conditions Affecting Neurocognitive Development and Learning in Early Childhood (CANDLE) Study」から、血液を提供した1020人のデータを分析。

   ビタミンDの指標となるとされる血液中の「カルシフェジオール」というホルモンの濃度を調査し、妊娠期間中から出産前後までの母親のビタミンD量と、生まれた子どもの言語機能の関係を検討した。

   言語機能は、乳幼児の発達を測定するために利用される「ベイリー乳幼児発達検査」を使い、他者が話す内容を理解する能力となる「受容コミュニケーション」と、相手の言葉を理解し自分が返答する「表出コミュニケーション」の発達度合を調査している。

   その結果、妊娠中期にカルシフェジオールの濃度が30ナノグラム/デシリットル以上だった母親から生まれた子どもは、受容コミュニケーションのスコアが高い(発達が進んでいる)傾向にあり、母親の人種や経済状態、喫煙の有無、妊娠期間などの調整をおこなっても、結果は変わらなかった。約10ナノグラム/デシリットル濃度があがるほど、スコアが2~3ポイント増加していたという。

   また、表出性言語や認知機能には変化はみられなかった。

   研究者らは、ビタミンDをよく摂取している母親が、子どもの言語機能に影響を与えるなんらかの別の要因を実行している可能性もあるとしつつ、今後もビタミンDの効果を調査していくとしている。

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