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妊娠中は中南米への渡航を控えるように ジカ熱で日本の外務省が「感染症危険情報」

蚊の生息する温暖な地域であれば、どこでも感染の可能性がある
蚊の生息する温暖な地域であれば、どこでも感染の可能性がある

   コロンビア、ベネズエラ、エルサルバドル、メキシコ、ブラジルなど中南米で感染が拡大し、米国や豪州、タイやインドネシアでも感染者が確認されている「ジカ熱」について、世界保健機関(WHO)は2016年2月2日、感染拡大の恐れがあるとする「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。

   WHOの予測では、今後、カナダとチリを除く南北アメリカ全域に広がり、蚊の生息する温暖な地域であれば、どこでも感染の可能性があると注意を促している。

   ジカ熱は、「ジカウイルス」がネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊を媒介して感染する、ウイルス性の感染症。軽度の発熱(38度前後)や頭痛、関節痛、筋肉痛、疲労感などが症状として知られているが、厚生労働省によると、感染しても症状がないか症状が軽いため、感染していることに気がつかない例もあるという。

   同じように蚊が媒介する感染症である「デング熱」や「チクングニア熱」より軽症とされているが、ブラジルでは、ジカ熱が流行し始めてから脳の発達が遅れる「小頭症」の子どもが増加しており、今回の緊急事態宣言の中でも、WHOは「関連が強く疑われる」とコメントした。

   外務省は、感染症の注意が必要と考えられる国、地域を示す「感染症危険情報」を発表。中南米20か国を「十分な注意が必要」とされる「レベル1」とし、妊娠している、もしくは妊娠を予定している女性は、渡航や滞在を可能なかぎり控えるよう求めている。

   厚労省では、流行地にやむを得ず渡航する際の対策として、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど蚊対策を徹底し、蚊に刺されてから数日後に、発熱などの症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけている。

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