文字サイズ
標準
大きく

ムンテラのむずかしさ

as_20160301095329.jpg

   患者に対する医者の説明をムンテラという。ムント(口)とテラピー(治療)を組み合わせた和製ドイツ語だと思う。今で言うインフォームドコンセントもその一つといえる。平たく言えば納得づくの医療ということになろうか。

   だが、医師と患者のコミューニケーションは決して容易でない。一つには同じ言葉でも両者で取り方が違うからである。

   たとえばヤケドの場合、受傷直後に我々は安心させるために、大丈夫よくなりますよと、励ますのが普通である。この場合、今よりはよくなるから心配しないで、といったつもりでも、患者のほうはよくなるということを、完全に元に戻る、つまり跡形なく治るととりがちである。そして後で、もっとキレイに治るのかと思ったとうらまれることがある。

   すべて相手の立場にたって考えるようになるのには経験が必要だし、完全にこのギャップを埋めることは難しい。

   同じことは夫婦でも起こりうる。ぼくも配偶者も東京生まれの東京育ちである。もちろん二人とも標準語を話しているつもりだ。だがそれなのに、コミューニケーションが取れないことはしばしばである。

   "だから僕たちにも日本語は難しいですよ"と日本語で苦労している外国人には冗談交じりで安心させることにしている。言葉は魔物である、しかもそこに男女の相違が入ったときは。

アンチエイジングブログ!
http://blog.excite.co.jp/shioya-antiaging/

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 AACクリニック銀座 名誉院長

注目情報

有益で確かな情報をお届けするという編集方針です。

2015年の世界の平均寿命は71.8歳、健康寿命は62.8歳となった。

意外と知らない薬の基礎知識をクイズで学びましょう。

11月11日現在、50名の医師や専門家が「Aging Style」に参加しています!

おすすめ記事
関連サイト

独自の視点でビジネス&メディアをウォッチ。毎日更新。

J-CASTニュース

セール、クーポンから新商品情報まで、その日に使える掘り出しもの情報満載!

東京バーゲンマニア

都道府県を自動判別する日本初の地域ポータルサイト

Jタウンネット