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肺がん治療の難題を解決したのは、まさかのコカ・コーラ

肺がん治療にコーラが役立つとは驚き
肺がん治療にコーラが役立つとは驚き

   肺がん治療薬の効果を安定して引き出すため、コカ・コーラを一緒に服用するとよい――ユニークな研究結果が、オランダのエラスムス大学医療センター付属がん研究所の研究者らによって発表された。

   研究者らが検証したのは、肺がんの約80%を占める「非小細胞肺がん」の治療薬として用いられる、「エルロチニブ(商品名タルセバ)」。エルロチニブは胃のpH(水素イオン濃度)によって効果が大きく変わり、pHが高くなる(アルカリ性になる)と吸収率が大きく低下し、pHが低くなる(酸性になる)と上昇することがわかっている。しかし、エルロチニブを服用する患者の多くが、胸やけ防止薬(胃をアルカリ性にする)も併用しているため、胃のpHは高くなってしまうという問題があった。

   研究では、エラスムス大学医療センターでエルロチニブを服用している、非小細胞肺がん患者28人を、約230mlの水で薬を飲むグループと、同量のコカ・コーラ・クラシックで飲むグループにわけ、7日間継続。また、両グループで水とコーラを取り換え、さらに7日間観察している。どちらの研究でも、希望する患者には胸やけ防止薬を提供したという。

   その結果、エルロチニブをコーラで服用した場合、水で飲んだ場合よりも平均39%吸収率が上昇していた。胸やけ防止薬も飲んでいた場合でも、9%程度上昇しているという。なぜコーラを使用したかについて、研究者らは「セブンアップやドクターペッパーなどの炭酸飲料と比較したところ、コーラが胃のpHを最も効率よく下げたため」とコメントしている。

   発表は2016年2月8日、米国臨床腫瘍学会誌「Journal of Clinical Oncology」オンライン版に掲載された。

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