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医学部入試に面接を

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   東大の理3(医学部コース)の入試に面接の導入が検討されているという。大賛成である。現在の偏差値至上主義、しかも本人の意思に反しても偏差値で行われる行き過ぎた進路指導は改めて欲しい。筆記試験の点数のみでの合否の決定は、客観的といえば聞こえがいいが要するに採点に手間がかからないだけである。

   そもそも医師としての適性を含め、人間性の評価は主観的なものである。医学部教育は医師というか臨床医を養成するのか、医学研究者を要請するのが目的か、改めて考えるべきであろう。

   もちろん両方であろうが、ここではまず医師を優先させたい。あえて言うが、「良医」に飛び抜けた学力は必要でない。わずかな時間の面接で、医師としての適性を判定することは困難かもしれない。だが少なくも医師には向かない、性格異常の片鱗はスクリーンできる。試験官である医学部教員は、もっと面接の方法を工夫して欲しい。なによりも受験生の目的意識というか本音のモチベーションを突き止める努力が必要だ。

   たとえ予備校で美辞麗句の面接対策を受けても、それを打ち破る手法を開発して。また、高校の担任教師の推薦も重視すべきだと思う。それも褒め言葉だけでなく、欠点も含めた評価を。そして入学後は、6年間の学部でのパーフォーマンスを面接時の評価と対比して、面接の技術を向上させていく。

   いうまでもなく教員の負担は大きい。フルタイムに教育に関わる人員も必要だろう。また、「教育」実績も、「研究」、「診療」だけでなく医学部教員の業績の大事な一つとして評価される仕組みも必要になるだろう。

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この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 AACクリニック銀座 名誉院長

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