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ネットで調べた病気の情報、半数はでたらめ 中には有害な治療法紹介も

ネットの情報はすべてが最新で正確とは限らない
ネットの情報はすべてが最新で正確とは限らない

   カナダのトロント大学とブリティッシュコロンビア大学の研究チームは、「特発性肺線維症」という疾患の情報を掲載している181のウェブサイトを調査したところ、半数以上が不完全または不正確な情報を提供していると発表した。

   調査は、GoogleやYahoo!、Bingの検索から、肺の疾患のひとつである「特発性肺線維症」というキーワードにヒットした、上位200ページを精査するというもの。情報の正誤は、最新の治療ガイドラインで示されている、特発性肺線維症の特徴や治療法と一致しているかで確認し、情報の質は、英オックスフォード大学が開発した、健康医療情報の質をスコア化する「DISCERN」というシステムを使用している。

   その結果、ほとんどのサイトの情報は、最新ガイドラインの内容と比較して古くなっており、学術機関や政府機関、患者団体などのサイトでも、個人のブログなどに比べると多少正確であるものの、DISCERNのスコアは低く、情報は不完全か、不正確な内容になっていた。

   また、48%のサイトで、効果がないか人体に有害であることが判明している治療薬が紹介されており、13.3%のサイトでは、薬害報告が出たあとも情報を掲載し続けていたという。研究者らは「ネット上の医療情報が正確かどうか患者に見極めるのは難しく、常に情報が間違っている可能性が高い、と考える必要がある」とコメントしている。

   発表は2016年2月5日、米国呼吸器学会誌「ATS Journals」オンライン版に掲載された。

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