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母乳育児に思わぬ注意点 1歳以降はビタミンD不足になりやすい

母乳育児の場合はご注意を
母乳育児の場合はご注意を

   カナダ、トロント大学の研究者らは、1歳を過ぎた子どもに母乳を与えている場合、母乳以外の食事を摂取していても、ビタミンDが不足している恐れがあるとの研究成果を発表した。

   乳幼児のビタミンD不足は、骨の変形を引き起こす「くる病」の原因となる。栄養失調が原因とされ、戦後は減少したが、ビタミンDが少ない母乳での育児の推奨や日光浴(紫外線)を避けるようになったため、再び症例数が増加しているとされている。

   研究は、カナダで実施されている、0~6歳まで子どもの健康状態に関する大規模追跡調査「TARGet Kids」を利用し、2011年9月から2013年8月までの間、健康な1~5歳児4533人の母乳摂取状況と、ビタミンD量の関係を分析。ビタミンD量は、血液中の「カルシフェジオール」というホルモンの濃度から算出している。

   その結果、2歳まで母乳を与えられていた場合は、1歳までの子どもに比べビタミンD量が16%低下、3歳までの場合は29%低下していた。母乳以外に、離乳食や固形食も食べていた子どもでもビタミンD不足が確認されているが、1歳以降に母乳ではなく、人工乳を与えていた場合は、ビタミン不足は見られなかったという。

   研究者らは母乳育児にもメリットはあるとしつつ、「1歳以降も母乳を与える場合はビタミンDのサプリメントも飲ませるべき」とコメントしている。発表は、米国公衆衛生協会誌「American Journal of Public Health」オンライン版に、2015年12月27日掲載された。

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