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朝起きられないのは遺伝のせい? 朝型・夜型を決めるものとは

中高生の夜更かしは大目に見て

   クロノタイプは人によって異なるが、一人の人のライフステージでも変化する。よく知られているように、加齢に伴い朝型になる傾向がある。また、思春期は体内時計が夜型化することがわかっている。成長による体の変化が大きい思春期には、睡眠に関わるメラトニンというホルモンの分泌が遅れ、小学生のころより睡眠と覚醒のサイクルが最大で2時間も遅くなるという。

   当然、就寝時間が遅くなるが、米国では始業時間が8時前の公立校が多く、中高生の睡眠不足が指摘されていた。このため米国小児科学会では2014年8月、青少年が十分な睡眠時間を確保できるよう、中学校と高校の始業時間を午前8時半以降とすることを求める声明を発表した。

   国立精神・神経医療研究センター部長の三島和夫医師によると、夜型化のピークは男性が21歳、女性が19歳で、その後は徐々に元に戻るという(産経ニュース2015年11月4日付)。本来は朝型なのに、中学高校時代の「朝起きられない」という経験から「自分は夜型」と思い込み、大人になっても宵っ張りの生活を続ける人も多いのではなかろうか。

   先述の23アンド・ミーの研究で、もうひとつ興味深い報告がある。朝型の人は夜型の人とパートナーになる確率が高いというのだ。夫婦の擦れ違いの原因は、もしかしたら、そこにあるのかもしれない。[監修:浜中聡子 AACクリニック銀座院長]

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