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女性のためのアンチエイジング

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   最近のアンチエイジングブームで、このところ頻繁に医師や、企業や、取材の方がお見えになる。先週もある女性誌の編集の方がお見えになり、30代の女性の為のアンチエイジングの特集を組みたいと申された。

   いつもと同じように、僕はまず次の三つのことを前置きにした。

①まず、アンチエイジング、抗加齢とは健康長寿が目的で、決して不老不死を目指すものではない。
②まだ新しい分野なので、それぞれの方が自分の専門の延長線上に抗加齢を置いているので、必ずしもコンセプトは統一されていない。
③全身のアンチエイジングと肌の若返りは、現在は別々に進んでいるが、本来は一体のはずである。

   その上でアンチエイジングを目的として捕らえるか、手法としてみるか自分の立場をはっきりさせることが大切だとお話しする。

   僕の立場は前者である。健康長寿、つまり老化は自然現象として認め、ただその進みを緩やかにし、出来れば多少は後戻りさせる。そうはいっても、老化と病気と線が引けるかというと、専門家の間でも議論はまとまらない。ま、平たく言えば、何時までも若々しく、と言うことですよ、と逃げることにしているが、自分の説明に納得しているわけではない。

   だが女性の場合、最大関心事は肌の若返りである。三大大敵は、皺、シミ、たるみであることはいうまでもない。それに対して、手法としては、クリームレベルから、ケミカルピール、レーザー、ボトックス、フィラーそして手術までが可能であり、目的に応じて使い分けをする。

   だがこうした若返りは、本当に皮膚が若返ったのか、ただカモフラージュ、つまり見かけの若返りに過ぎないでは、という批判をする頭の古い医師も見かけるが、僕はそんな議論は無意味だと思う。

   女性にとっては"若く見えること"が何より大事に思えるからだ。そのために立ち上げたのが「見た目のアンチエイジング研究会」である。将来、再生医療の発達で、本人の皮膚の細胞を若返らせることも可能になるかもしれないが、今はまだそこまではいっていない。

   もちろん全身のアンチエイジング療法で、肌が若返るのは当然だし、それも結構なこと。また、気持ちが若ければ、それが肌にも反映しても悪くはないだろう。反対に、スキンケアをすることで、気持ちも若返り、良い意味での若返りのサイクルに這入ることも出来る。最近老人ホームにエステを導入する試みなど、その一端だ。

   まず、こういう不得要領な議論で相手を煙に巻いて、僕自身のスキンケアに関する勉強不足をごまかすことにしている。

アンチエイジングブログ!
http://blog.excite.co.jp/shioya-antiaging/

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 AACクリニック銀座 名誉院長

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