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老いの兆し?

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   このところ時折だが、生きていくのが何となく億劫に感じられることがある。別に悩みがあったり、憂鬱だったり、まして死にたいと思うわけではない。ただ、なんとなく、もう十分生きてきたし、したいこともしてきたしという感じ、ある意味でもうこれで十分という感じ?

   もちろんまだまだ知りたいこと、やりたいことは山積している。ただ、今までのようなペースでそれをこなすのがしんどくなってきたのかもしれぬ。だが特に疲れがたまったという自覚もないし、具合の悪いところがあるわけでもない。これが年をとるということなのかもしれない。

   生まれつきすべてにおいて鈍い僕にも、老いの自覚は段階的にやってきたような気がする。最初は30年ほど前だったか、車の良し悪しで長時間のドライブの後の疲れが違うことに気がついたのが始まりだったと思う。

   それから50代になって、ニューヨークに学会出張したとき、ウォールドルフ・アストリアで朝3時ごろ、がばと眼が覚め寝付けず初めてこれが時差ぼけかと悟ったとき。その後、週末ゆっくりしないと翌週に響くということがわかったのが60台ごろだったか。

   そして今80も半ばになって、やっと若いときよりすべての機能が、食欲は別として、衰退したということを自覚させられたということかも知れぬ。

   "年相応"という言い方がある。それに反旗を翻すのが抗加齢、アンチエイジングのようだが、老いていく自分を素直に受け入れ、いたわりながら、"年相応"の機能を維持して行く生き方があっても良いのではないだろうか。人によってはそれをサクセスフルエイジングと呼んでいるようだ。

   そして僕にとってその終着点の理想は、
「ねかわくは 花のしたにて 春しなん そのきさらきの もちつきのころ」(山家集)
という西行の一句に尽きる。

アンチエイジングブログ!
http://blog.excite.co.jp/shioya-antiaging/

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 AACクリニック銀座 名誉院長

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