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車中泊でのエコノミークラス症候群 複数の学会が連名で予防法を発表

   熊本県などで、地震の影響から自宅に戻らず、車での寝泊りを続ける被災者に「エコノミークラス症候群」が発症する例が増加しているころから、国内の複数の循環器系学会が2016年4月17日、連名で、避難所生活や車中泊をしている人に向けた予防法を発表した。

   発表したのは、循環器・血管疾患の予防・治療に関わっている日本循環器学会、日本静脈学会、日本心臓血管外科学会、日本血管外科学会、日本脈管学会、日本胸部外科学会、肺塞栓症研究会の7団体。

車中にいるときは、特に意識して足を動かそう
車中にいるときは、特に意識して足を動かそう

   エコノミークラス症候群は、長時間足を動かさずにいることで、太ももの奥にある静脈に血栓(血のかたまり)ができてしまう「静脈血栓症」という疾患の一種。体を動かした際に血栓の一部がはがれ、肺の血管に引っかかり、血管を詰まらせ、呼吸困難や胸痛、心肺停止を引き起こすこともある。

   2004年に発生した新潟中越地震でも、車中泊をしていた被災者が高い確率で静脈血栓症を引き起こし、命を落とすケースがみられたことから、今回の予防発表に至ったという。

   発表では、エコノミークラス症候群を予防する最も効果的な方法は積極的な運動(歩行)だが、避難している状況では難しいとした上で、
・長時間自動車のシートに座った姿勢で眠らない
・つま先の上げ伸ばし、足指の開閉、足首を回すなどの下肢の運動を1回20分1日3回おこなう
・ふくらはぎのマッサージを行う
・十分な水分を補給する
・可能であれば避難所で簡易ベッドを使用する
といった予防法を提案。

   ラジオ体操や散歩など、軽度の運動でも予防効果が期待できるが、避難中に足のむくみや違和感がある場合は、速やかに医師や医療スタッフに相談するよう呼びかけている。

   また、足を適度に圧迫することで、エコノミークラス症候群を予防する機能のある「弾性ストッキング」を被災地に手配できるよう、学会からメーカーに援助を依頼したという。

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