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ジョージ・エリオットの言葉

エリオットの肖像画
エリオットの肖像画

   僕は形成外科医として、ためらいを感じながらも、「形の美」を肯定し、追求してきた。

   だがいつも心にかかっていたのは、あのイギリスの女流作家、ジョージ・エリオットの言葉である。十九世紀の女流作家ジョージ・エリオットはロモラ、サイラス・マーナーなどの名作で知られているが、その類い希な知性と人間的な魅力には、およそふさわしからぬ容貌の持ち主であったという。

   そのため深くつきあった男性と、同棲は続けても結婚はしてもらえなかった。結婚したいのは山々だが、その顔では、とまではっきり言われたという。

   彼女と親しかった作家のヘンリー・ジェームスは、父親にこう書いている。

   「彼女はとてつもなく醜い。額は狭く、目は鈍く灰色で、鼻は垂れ鼻、口は馬鹿でかい・・・・。だが、その醜い衣のうちには 素晴らしい美がひそんでいて、瞬時に人の心を虜にしてしまう。私もその囚われ人の一人です」

   そのエリオット自身は出世作「アダム・ビード」のなかで、こう言っている。

   「すべての美しい形に栄えあれ。男も女もそして子供にも、美をまとわせよう。だが、今ひとつの美も忘れないようにしよう。それは見た目の美しさでなく、人間の心の奥に潜む感性の美を」

   これを僕たちの仕事に当てはめるとこういうことになるだろう。

   "手術によって顔かたちを整えるのも結構でしょう、それでコンプレックスの解消になるならば。でも外見だけの幸せにとどまらないでください。人間の心はもっともっと広く奥深いものですから。"

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http://blog.excite.co.jp/shioya-antiaging/

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 AACクリニック銀座 名誉院長

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