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米専門機関、アスピリンを心疾患、大腸がん予防薬に推奨 「高い効果が期待できる」と評価

   大腸がんや心疾患を予防するために、50代以上は解熱鎮痛剤の「アスピリン」を毎日服用すべき――そんな驚きの勧告を、米国予防医学専門委員会(USPSTF)が2016年4月12日発表した。

アスピリン再評価の流れが(写真は米国で販売されているアスピリン)
アスピリン再評価の流れが(写真は米国で販売されているアスピリン)

   USPSTFは、米国の医療研究やサービスの品質評価を実施し、政府として「A」から「D」までの推奨グレードを作成する独立委員会。がん検診の有効性や、難病治療法の評価など、米国で提供される医療の方向性に大きな影響力を持つ。

   今回、勧告の根拠となったのは、「心筋梗塞や脳卒中を発症していない状態で、低用量アスピリン(1日81~100ミリグラム)を継続して服用すると、その後の発症リスクが心筋梗塞で17%、脳卒中で14%低下する」、「10年以上の継続使用により、大腸癌のリスクが40%低下する」という、二つの最新研究結果。

   この研究結果から、50~59歳の男女が10年間以上、大腸がんと心血管疾患予防薬として低用量アスピリンを毎日服用することが、「推奨グレードB(高い効果が期待できる)」であるとされている。

   ただし、アスピリンの服用によって、消化管出血などを発症するリスクが上昇することもわかっており、USPSTFは予防のために服用する場合の条件を細かく指定。

   「10年以内の心血管疾患発症リスクが10%以上」「アスピリンによる出血のリスクが低い」「少なくとも余命が推定10年以上」を満たす人とし、服用にあたっては医師の指示と、定期的な診察、検診を受けるよう求めている。

   また、60代は「グレードC(効果は少ないが、専門家の判断と個人の選択に任せる)」、50代未満と70代以上は「グレードI(エビデンスが存在せず判断不能)」となった。

   日本でも、2015年から、アスピリンによる大腸がんの発症やポリープの発生予防効果を確認する臨床研究が、国立がん研究センターと京都府立医科大学の共同研究チームによって進められている。

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