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日本料理に欠かせないあのうま味 大腸がん発症リスクを低下させることが判明

今日から出汁をきかせた料理を
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   うま味成分として知られる「グルタミン酸」を多く摂取している人は、大腸がん発症リスクが低い――オランダのエラスムス大学医療センターとグルーネ・ハルト病院、ライデン大学大学院の研究者らが、日本人にはうれしい研究結果を発表した。

   「グルタミン酸」は体内に最も多く含まれているアミノ酸で、最初に発見されたうま味成分。日本料理を食べた際に感じる「出汁がきいている、いない」といった感覚から、日本人の学者が出汁昆布の中から発見した。昆布を含む海藻類全般のほかに、緑茶やチーズ、いわし、しいたけ、トマトなどに多く含まれている。

   今回の研究では、グルタミン酸を補給したマウスは、大腸がんの発生率が低下しているとした研究結果に注目。人間でも同様の効果が確認できるかを検証している。

   検証は、オランダで1990年から2011年まで55歳以上の男女を対象に実施された、さまざまな疾患の発生要因の大規模追跡調査「Rotterdam study」から、5362人のデータを抽出。食事調査の内容から、総タンパク質摂取量に占めるグルタミン酸の割合を算出し、大腸がん発生率との関係を分析した。グルタミン酸の摂取方法は日常の食事からに限られており、サプリメントなどでの摂取は調査に含まれていない。

   その結果、グルタミン酸摂取量が多い人は、そうでない人に比べ、大腸がん発症リスクが22%低下していた。さらに、被験者の条件を細かく見ると、BMIが25以下(日本肥満学会の肥満基準で肥満度1以下)の人に限り、食事からのグルタミン摂取量が1%増加すると、大腸がん発症リスクが最大で42%低下しており、BMIが25以上では有意な変化はなかったという。

   発表は、米国がん学会誌「Cancer」2016年3月15日号(Volume 122, Issue 6)に掲載された。

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