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厚労省、メタボ健診診断基準見直しへ 腹囲、BMI基準値未満でも安心できない

お腹が出てないから安心、は昔の話
お腹が出てないから安心、は昔の話

   厚生労働省は、特定健康診査(メタボ健診)のメタボリックシンドローム診断基準を見直し、腹囲(ウエスト周囲長)に異常がなくても、そのほかの診断項目に異常がある場合、特定保健指導の対象にすると、2016年5月10日の同省検討会で発表した。

   メタボ健診は2008年から医療保険加入者を対象に実施が義務付けられている健診。2005年に策定されたメタボリックシンドロームの診断基準に基づき、内臓脂肪蓄積を診断の必須項目としている。

   内臓脂肪面積100平方センチ以上の目安となる、腹囲が男性85センチ、女性90センチ、BMI25以上を基準値に、血糖高値、血圧高値、脂質異常などの異常がある人を、生活習慣改善の健康指導対象としていた。

   しかし、近年、厚生労働省研究班などが、腹囲やBMIが基準値未満でも、血糖値や血圧、血中脂質濃度に異常があると、心血管疾患や生活習慣病の発症リスクが高まり、その逆に、腹囲が基準以上でも、それ以外の異常がない場合はリスクに変化がないとした研究結果が発表されており、本当に指導が必要な人が見落とされているのではないか、との懸念が示されていた。

   また、腹囲は内臓脂肪蓄積の目安にはなるものの、腹囲が基準以上であれば必ず内臓脂肪の蓄積があるわけではなく、基準以下でも内臓脂肪の蓄積がある可能性もある。

   新たな基準では、血圧、血糖、血中脂質の検査結果から心血管疾患リスクを判断し、腹囲が基準以上の場合は、従来通り保健指導を通して減量をすすめる。基準未満の場合は、内臓脂肪蓄積以外のリスク因子を特定する必要があるため、原因を調査できる方法や、原因ごとの新たなプログラムを開発していくという。新基準での健診は2018年から実施される予定。

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