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女性必読! 知っておきたい子宮のがん(下)子宮体がん・卵巣がん

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   一般の子宮がん検診の対象にはなっていない子宮体がんと卵巣がん。なぜ検診にないのか?リスクが高いのはどんな人?早期発見の方法は?...など、前回に引き続き、婦人科のがんに関する基本の「キ」をお伝えします。

閉経後の女性に多い「子宮体がん」

   子宮がん検診は一般に、子宮頸がんのみを対象としており、同じ子宮のがんでも、子宮体がんは、必須項目には含まれていません。卵巣がんの検診は全く行われていません。だからといって、これらが子宮頸がんよりリスクが低いというわけではありません。子宮体がんは以前は子宮頸がんより罹患数がずっと少なかったのですが、2007年以降、子宮頸がん(上皮内がんを除く)よりも多くなっています。また、卵巣がんは毎年8000人以上が発症し、4000人以上が亡くなるという、死亡率が高いがんです。

   では、なぜ子宮頸がんのように定期健診の必須項目にはなっていないのでしょうか。子宮体がんから説明します。

   子宮体がんは、子宮内膜がんとも呼ばれ、子宮の内側にある子宮内膜が異常に増殖して発生するがんです。子宮体がんの発生には、卵胞ホルモン(エストロゲン)という女性ホルモンが関わっています。エストロゲンには、子宮内膜の細胞を増やして子宮内膜を厚くする働きがあります。妊娠に至らなかった場合、子宮内膜ははがれ落ちます(月経)。

   毎月月経があれば、子宮内膜は排出されるため、子宮体がんを発症することはほとんどありません。そのため、子宮体がんは閉経後の女性に多く発症し、40代後半から増え、50~60代に最も多いがんです。ただし、月経不順や排卵障害がある場合は、閉経前であっても発症することがあります。

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   子宮体がんの約8割は、エストロゲンの刺激が長期間続くことが原因で発生すると考えられています。社会の変化に伴い妊娠回数が少ない、または妊娠経験がない女性が増えていることが、罹患者数増加の一因となっています。また、乳がんや更年期障害でホルモン治療を受けている人もリスクが高まります。エストロゲン以外のリスク要因としては、糖尿病や高血圧、遺伝などがあります。

この記事の監修・執筆医師

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