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毎日やろう、ICNのための英語講座10

岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)
岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)

   毎週金曜日は、ICNと英語についてのコラムです。

   よく、「私には英語は無理」と最初からあきらめ顔で言われることがあります。でも、そんなことはありません。英語にかぎらず語学の習得に必要な特殊能力はありません。もちろん、語学習得がとても速い、とても上手な人はいます。ゆっくりな人もいます。でも語学習得が「できない」という人は、揚げ足取り的な例外を除けば、ほとんどいません。

   断言します。ICNであればほぼ全員英語を(仕事に満足に活用できるくらいに)マスターできます。

   これが例えば、高度な物理学を習得しろ、とか100Mを何秒で走れ、とかバイオリンの演奏をマスターせよ、というミッションであれば「私には無理」という人だっているでしょう。ていうか、ぼくにはこういうのは、全部無理?

   しかし、語学においては子どもだって読み書きができるようになるのです。アメリカ人やイギリス人と日本人に知性において大きな差があるとは思えません。特殊能力は必要ないと考えるべきです。

 

   では、なぜ多くの日本人は英語が苦手と決めつけてしまうのでしょう。それは、シンプルに言えば、単なる努力不足です。努力量、勉強量が絶対的に足りないから上達しないのです。

   うちの5歳と2歳の娘を見ているとわかりますが、彼女たちの日本語習得は着実ですが、とてもゆっくりです。5歳の娘は「ぬ」と「め」の違いに苦戦しています。2歳の娘は「ただいま」と「おかえり」の区別ができません。そうやって間違いを繰り返しながら、ゆっくり日本語の語彙や文法や表現をマスターしていくのです。1日何時間もかけて。

   振り返って、我々は英語の勉強にどのくらいの時間をかけているでしょうか。毎日15分以上英語を勉強しているICNがどのくらいいるでしょうか。

   15分も勉強しないで、どうして語学が上達することがあるでしょうか。物理学や100M走やバイオリンよりもハードルの低い(はずの)英語ですが、その程度の勉強量ではとてもとても上達するわけはありません。

   語学の才能がある人でも、勉強しないとその能力はどんどん落ちていきます。うちの医局員は留学生が見学に来たとき、英語でプレゼンを強要されますが、凄くシンプルな中学英語すらちゃんと喋れません。HeとSheの区別みたいな中1レベルの英語すら満足にしゃべれません。理由は簡単で、普段努力していないからです。受験以降、英語を全然勉強してないからです。高校時代は英語の偏差値が70とかそれ以上だった秀才でもそうなんです。逆に、毎日何時間も英語を使っている(普通の)子どもはどんどん上達するのです。

   寝ているだけで上達するみたいな英語の教材は全てインチキです。そのような上達方法は存在しません。英語力をつけるためのたった一つの方法。それは努力することです。

   では、忙しいICNがどのように英語勉強の時間を作るのか。

   それは、このブログをまず読み続けること(笑)。それだけでもかなり力がつくはずです、まじで。宣伝で今週はおしまいです。お疲れ様でした。

[楽園はこちら側 2016年5月27日掲載]

楽園はこちら側
http://georgebest1969.typepad.jp/blog/

この記事の監修・執筆医師

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