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毎日やろう、感染対策者のための英語講座33

岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)
岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)

   CAUTIは減らせるか? その12

   さて、冒頭からお詫びです。本連載は本日から「感染対策者のための、、、」とタイトルを変えています。

   ぼくも知らなかったのですが、感染管理ナースってICNって今は言わないんですね。認定感染管理ナースだから、CNIC(certified nurse infection control)って言うんですって。ご指摘いただいた方にはこの場を借りて御礼申し上げます。

   でも、よくよく聞いたら看護協会認定以外にも感染管理のナースはいるんですって。CNICのための、ってしちゃうと、彼らがノケモノにされちゃうなあ。それに、よく考えたら、感染対策する人はみんなこの連載で恩恵をうけるはず。薬剤師さんも、検査技師さんも、ドクターも、そして学生さん、その他も。

   よし、これは「感染対策者」で全部くくっちゃおう。実はこの連載、将来は単行本化を計画しているのですが、ナースだけを読者対象にすると、売れ行きイマイチだよね。ここは裾野を広げて販促戦略じゃ。というわけで、今回からタイトルが変わっています。あしからず。みんなで読んでね。

   さて、昨日までにCAUTI減らせるか、論文を(アブストラクトだけ)読んできました。でも、Mさんご指摘のように「具体的にどうしたの?」という答えはアブストラクトには書いていません。なんか、ムズムズしませんか。

   そこで、本文もちょこっと覗いてみましょう。
論文を読むときには魔法の言葉があります。それは、

   まずは、Table 1を読め

   というものです。Table 1には概して、その研究のキモというか、一番大事な情報が詰まっていることが往々にしてあるのです。そこで、本論文を見てみると、ありました、ありました。実際にやった介入が列記されています。箇条書きなので、読みやす~い。

   Recommendationは推奨。Primaryは一番大事な、ってこと。Additionalは追加の策。ここでは面倒くさいので(?)、Primaryの対策だけ読みましょう。

   Conducting daily assessment of the presence of and need for an indwelling urinary catheter

   毎日チェック(daily assessment)をして、カテがあるかどうか(presence)と、本当にカテが必要か(need)を確認。

   Avoid use of an indwelling urinary catheter by considering alternative urine-collection methods

   他に方法があれば(alternative ○○methods)、尿カテを使わない(avoid use)。

   Emphasizing the importance of aseptic technique during catheter insertion and proper maintenance after insertion.

   無菌操作(aseptic technique)をカテ挿入時(insertion)とメンテ(maintenance)に行なうことを強調(emphasizing)。emphasizingはemphasize,強調する、という動詞のing形です。

   どうです。箇条書きなのでシンプル。単語もこれまで出てきたものがほとんど。簡単でしょ。そして、内容を見てください。これならどこの病院でも、お金をたいしてかけなくたってできそうじゃないですか。3つしかないというシンプルさもよいですね。

   CAUTI、あなたの施設でも、減らしませんか?

   英語は難しくありません。少しずつ学んでいきましょう。

今日のポイント
・まずはTable 1を読もう。

今日学んだ単語:emphasize

[楽園はこちら側 2016年6月29日掲載]

楽園はこちら側
http://georgebest1969.typepad.jp/blog/

この記事の監修・執筆医師

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