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ただ憧れを知るもののみ

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   「ただ憧れを知るもののみ」

   ゲーテはウイルヘルム・マイスターの中でミニヨンにこう歌わせる。
「私の苦しみを解ってくれる」と続ける。
そして「喜びも」、と僕は続けたい。

   さらにミニヨンは「君よ知るや南の国」とゲーテのイタリアへの「憧れ」を歌う。人は誰でも子供の時は「憧れ」に満ち溢れている。育つにつれてその幾つかは「現実」となり、やがては「追憶、ノスタルジア」へと変貌する。

   年を重ねるにつれ、ノスタルジアも重ねていく。それもよいだろう。クラス会で旧友と遭遇し、往事を想起することは脳の活性化にも繋がるという。

   だが気をつけてほしい、思い出に浸って「憧れ」がやせ細らないように。「憧れ」は「希望」を目覚めさせ、これこそが人に「生きる意味」を与えてくれると僕は思うからだ。

   ここでまことに無粋な方程式を提案することをお許しいただきたい。
憧れをA、ノスタルジアをBとした時、若い時はAがBをはるかに凌駕するが、年とともにA/Bの比率は減少していく。

   これをいかに防ぐか、言い換えればいかにその比率をせめて対等に、つまり1あたりに抑えるかが、アンチエイジングにつながるのではなかろうか、と僕は今考えている。

[アンチエイジングブログ! 2016年7月3日掲載]
アンチエイジングブログ!
http://blog.excite.co.jp/shioya-antiaging/

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 AACクリニック銀座 名誉院長

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