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米国でも梅毒患者が急増中 3か月ごとの検査を呼びかける

リスクに不安がある人は検査を受けよう(写真はイメージ)
リスクに不安がある人は検査を受けよう(写真はイメージ)

   男性と性的関係を持っている男性は、3か月おきに梅毒の検査を受けるべきとした勧告を、米国予防医学専門委員会(USPSTF)が発表した。

   USPSTFは、米国の医療研究やサービス、検査などの有効性を評価し、これらを政府としてどの程度推奨しているか、「A」から「D」までのグレードで勧告する独立委員会。米国で提供される医療方針に大きな影響力を持っている。

   今回の勧告の背景には、米国の梅毒患者報告数が2000年以降、毎年10%近い増加数を見せ、2014年には前年比12.3%増加の6万3450人に達した現状がある。

   さらに、患者の約15%は後期梅毒(3期梅毒)に状態まで進行しており、皮膚や筋肉、骨の壊死、臓器の機能不全など重篤な疾患をひきこす可能性もある。

   急激な増加を受けて、USPSTFは現在米国内で実施されている「STS法」や「TPHA法」といった梅毒の血液検査の有効性を再検証したところ、検査に問題はなかった。むしろ、梅毒への感染リスクが高い人は、短いスパンで定期的に検査を受けることで、予防や早期治療につながり、感染拡大を防ぐ有効な手段であることがわかったという。

   特に、「男性の性的パートナーを持つ男性」と「HIV感染者」は3か月おきに検査を受けることで、早期発見率が飛躍的に高まっていた。

   他に梅毒感染リスクの高い人とされたのは、「性風俗産業での勤務経験がある人」「刑務所での服役経験がある人」「29歳以下の男性」など。たとえ梅毒の感染初期でも、HIV感染リスクが急激に上がるため、USPSTFは積極的な検査を呼び掛けている。

   USPSTFの研究は、2016年6月7日、米国医師会誌「JAMA」オンライン版に掲載された。日本でも梅毒患者報告数は2013年ごろから増加傾向にあり、国立感染症研究所の年次報告によると、2013年に1228件、2014年は1683件、2015年2638件となっている。

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