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がん患者数の地域差浮き彫りに 国立がん研究センター発表

画像は国立がん研究センター国立がん研究センターホームページ プレスリリースより
画像は国立がん研究センターホームページ プレスリリースより

   国立研究開発法人国立がん研究センターは、「地域がん登録」データを活用し、2012年に新たにがんと診断された罹患数・率の全国推計値を、2016年6月29日公表した。

   「地域がん登録」は、都道府県のがん対策を目的に1950年代から一部の県で開始。年々参加する都道府県が増え、今回、埼玉、東京、福岡などが参加したことで、初めて全国47都道府県での比較が可能となった。そのデータから、がん罹患率や死亡率に地域差があるとわかった。

   例えば、がん全体の中で罹患率が高い胃がんでは、男性の場合、秋田、新潟、山形の順に多かった。女性は秋田、石川、山形の順。男女ともに東北、北陸地方などの日本海側に多い傾向があり、食塩摂取量が多い地域とおおむね重なるという。

   大腸がんは、男性で秋田、青森、京都の順。女性は秋田、青森、東京の順に多かった。地域で見ると、北東北、近畿、山陰地方に多い傾向にあった。

   ほかにも、肝がんは近畿から西の地域、肺がんは北海道と近畿、乳がんは、特に東京で患者の割合が高かった。

   ただ、罹患率が高くても、死亡率が低い都道府県もある。男性の胃がんを見ると、宮城、福島、福井県などは、罹患率は高めだが、死亡率は低かった。一方、罹患率が高くはなかった茨城、栃木、大阪の府県では死亡率が高くなっているなどの「逆転現象」も起きている。国立がん研究センターは「死亡率が下がった地域は医療機関同士の連携が進んでいる可能性がある」としている。

   集計によると、2012年の1年間に新たにがんと診断された患者は約86万5千人(男性約50万4千人、女性約36万1千人)で、前年より約1万4千人増加し、過去最多となった。

   部位別の罹患数は、男性第1位は「胃」。2位「大腸」、3位「肺」、4位「前立腺」、5位「肝」の順となった。前年と比べ前立腺がんの増加が頭打ちになり、大腸がんが増加したため、順位が入れ替わった。

   女性の第1位は「乳房」で、2位「大腸」、3位「胃」、4位「肺」、5位「子宮」と続き、順位は前年と変わらない。

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