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毎日やろう、感染対策者のための英語講座52

岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)
岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)

   化学療法薬はジプロック?2

M「腫瘍内科の秘書さんに相談してガイドラインをぱしって、、、貸してもらってきました」

I「おお、さすがに仕事が速いですね。なになに、『がん薬物療法における曝露対策合同ガイドライン2015年版』(日本がん看護学会・日本臨床腫瘍学会・日本臨床腫瘍薬学会)ふうん、こんなガイドラインがあるんですか。全然知りませんでした。著者の利益相反が明示されてますし、論文検索も系統的に行われていますね。モダンなガイドラインのように思えます。ふうん、安全キャビネットの使用とか、PPEやN95(やN99)マスクなど、我々とかぶってるとこもけっこうありますねえ。あ、これかな。64ページ」

   HDの調整・投 与過程で発生したアンプルやバイアル、注射器や注射針、使用済みの輸液バッグや点滴チューブ、安全キャビネット内で使用した手袋など、高濃度のHDを含む 化膿性のある廃棄物は、封じ込めのためにジッパー付きプラスチックバッグに入れてから、HD専用の廃棄容器に廃棄する3)

M「3ってなんでしょね」

I「文献番号ですね。さて、どの文献かな、、、ASHP, p43~4, 50って書いてありますね。なんじゃこりゃ?ASHPってなに?」

M「あ、6ページに説明ありましたよ。ASHP(American Society of Health-System Pharmacists)だそうです」

I「おお、いろんな団体が出てますね。私はOSHAくらいしか知らんかったなあ。"ASHPの引用文献はASHP guidelines on hazardous drugs, (2006)"とありますね」

M「hazardousってなんですか」
I「有害な、ってことです。hazardが危険。この形容詞形です。自動車の警告で出すハザードランプのハザードです」

M「サッカー選手にもいましたね」
I「そう、アザール(Hazard)。ベルギー人なのでHはサイレントになってます。アルジェリア系では多い名前みたいで、特に危険という意味は込められていないみたい、、、ええい、チェルシーの選手のことなんかどうでもいいわい(ManUファン)」

   英語は難しくありません。少しずつ学んでいきましょう。

今日のポイント
・引用文献までしつこく追求、がねちっこい感染対策者のあるべき姿です。

今日学んだ単語:hazardous

[楽園はこちら側 2016年7月26日掲載]

楽園はこちら側
http://georgebest1969.typepad.jp/blog/

この記事の監修・執筆医師

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