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毎日やろう、感染対策者のための英語講座58

岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)
岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)

   隔離予防策は、広範囲? 3

I「さ、次はMRSAです。Mayhallを読んでみましょう。

Current guidelines and other recommendations for prevention of transmission of MRSA in acute care facilities recommend the use of contact precautions for patients colonized or infected with MRSA.

currentは現行の。current guidelineは現行のガイドラインということ。other recommendationsはその他の推奨ですね。for prevention of transmission of MRSA in acute care facilitiesは、(おお、息継ぎ無しで読めました。みなさんの英語の"遠泳"能力は伸びてるんですよ。いつのまにか)、、、、急性期病院のMRSA伝播予防のための、、、てこと。
で、ここまでが主語。

次いで、動詞、recommendとなり、なにを推奨してるかっていうと、、、
the use of contact precaution」

M「接触感染予防だ!」
I「その通り。コンタクト・プレコーションってもう日本語になってますよね。
で、for patients colonized or infected with MRSA」

M「やっぱ、感染か、定着かは関係ないんですね」
I「そうです。前に、"血液培養からMRSAが生えても隔離は不要、だって血液は体外にないから"みたいな屁理屈を聞いたことがあります」
M「どきっ」
I「鼻からMRSAが生えただけなら、鼻以外からは伝播しないから隔離は必要ないっていう屁理屈も聞いたことがあります」
M「どきどきっ」

I「こんなのはみ~んなデタラメです。鼻や血液から見つかるってことは、他の部位、腋窩とか鼠径とか腸管からも見つかるかもって考えるべきなのです。そしてベッドやリネンやカーテンからも検出されるかもって考えるのがプロの考え方です」
M「ゴキブリと同じですね」
I「一匹見つけたら、30匹いると考えろ」
M「あっ、ゴキブリ」

   英語は難しくありません。少しずつ学んでいきましょう。

今日のポイント
・MRSAが検出された患者には接触感染予防。「どこから検出されたか」「いくつ検出されたか」「感染か、定着かは無関係」
・感染管理では、屁理屈をつけないように。

今日学んだ単語:current guideline,

[楽園はこちら側 2016年8月3日掲載]

楽園はこちら側
http://georgebest1969.typepad.jp/blog/

この記事の監修・執筆医師

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