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看取りの時

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   親しい友人のお父上が数日前に亡くなった。僕と同年代で、今年の初めまでは至極お元気だったが、この春から体調を崩し食欲も急に衰えたという。

   ただご本人はいたって朗らかで、もう充分生きたからこの辺でお暇したいと冗談抜きに家族に言われたという。

   ご家族も、お父さんのご意思だからと、余計な手立てはせずに温かく見守ってこられた。亡くなられた日の朝は、まだ意識もはっきりと家族と話し合っておられたが、昼過ぎから眠り込まれ、そのまま「深い眠り」につかれたという。

   知り合いの老年看護学の教授にこの話をしたところ、"幸せな家族ですね"と即座に言われた。ご本人の意思が確かめにくい場合、延命処置をするかしないか、どちらを選んでも家族に悔いが残ることが多いのが世の常なので、不必要な医療の介入なしに、ご本人の望むままに、天寿を全うされたことへの祝福と僕は受け取った。

[アンチエイジングブログ! 2016年8月10日掲載]
アンチエイジングブログ!
http://blog.excite.co.jp/shioya-antiaging/

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 AACクリニック銀座 名誉院長

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